2030年、東京都でエンジンのみの新車が販売出来なくなったとしてフルモデルチェンジのサイクルから厳しそうな車を予想してみる

件のニュースでは商用車、軽自動車についてはよくわからないので普通車をメインに。

ロードスター

現行のロードスター(ND)は2015年に発売されたのでフルモデルチェンジが2025年前後となります。NDの後継、NE?が非ハイブリッドで発売された場合は2030年頃はまだ現行のはず。
NDの販売が2023年頃に終わり2023年頃までに後継を出せば、2030年には仮称NEはモデル末期となっているので影響は少ないかも。
ただ、マツダは新規FRプラットフォームと直6が控えていて、ロードスターの更新は早くても2025年頃だと思われます。
であれば、次のロードスターは途中から東京では新車購入出来ない可能性が。
国内モデルにはたぶんありませんがマツダ3にはマイルドハイブリッド+MTの組み合わせもあるので、東京都の規制がマイルドハイブリッドでもいいのであれば対応は出来ると思います。

BRZ/86

これがド本命。
2021年に新モデルが投入されます。その次、後継があるとすると2030年前後となり、もろに影響を受けます。
なので、BRZ/86は次で終わりだと予想します。
ハイブリッドに対応させた小型FRプラットフォームを新規に開発することは考えられません。
仮に後輪駆動のクーペを開発するとなれば、エンジンではなくモーターだけで駆動させると思われます。
新しいMIRAIやHONDA eのように。
なので、86後継があるとすればロータリーエンジンを発電機とするe-POWERのようなシリーズハイブリッドレンジエクステンダーEVでしょう。

WRX

これも厳しい。
ただ、WRXはPHVにするとスバルが公言していますので、そうなるのでしょう。

ハイラックス

ランクルはハイブリッド化されると予想されていますが、ハイラックスあたりはどうなるでしょうか。
単純に考えると、その頃は国内で販売されていない可能性が高いと思われますが、ピックアップトラック自体は依然として世界中で使われていると思われます。
過酷な環境で使われることを考えると無闇矢鱈とハイブリッド化するのはどうかと思われ、モデルチェンジはせずに生産が続くのかもしれません。
その方がパーツ供給をしやすく長く使い続けられ、結果として二酸化炭素排出量は少なくなりそうですし。
となると、東京でピックアップトラックを購入するのは難しそうです。
同じような理由でジープのラングラーのような悪路走破性を重視したものは難しいかもしれません。
現行のハイラックスは1ナンバーなので、件の東京での新車販売で規制されるのかどうかわかりませんが。

まとめ

同様の規制は多くの先進国で導入されることから先進国がメインの市場となっている車種はフルモデルチェンジのタイミングに影響を与えるかもしれません。

私は車両重量の増加を無視してモーターさえ使えばそれでいい、という規制の方向はいかがなものかと考えています。
だからといって、二酸化炭素排出量を無視してもいいとは思いません。
となると、CAFE規制が妥当なのでしょう。