特許無償提供でトヨタは排ガス規制強化を促す
トヨタがハイブリッド関連の特許を無償提供するというニュース。
トヨタ式ハイブリッドが他社にも利用されることで部品価格の引き下げにつながる可能性、などが指摘されていますが、それだけではないでしょう。
というわけで、私の妄想を。
48Vハイブリッドへの牽制
ドイツ勢を中心に48Vハイブリッドの採用が広がっています。48Vハイブリッドというのは、トヨタやホンダのハイブリッドとは違い低い電圧だけどコンパクトで安価なハイブリッドです。いわゆるマイルドハイブリッドです。
ハイブリッドで遅れたドイツ勢はディーゼルに手を出しましたが、ご存知のようにディーゼルは頓挫。そこで生まれた48Vハイブリッドですが、現時点で実用的には十分かもしれませんが将来性が弱いハイブリッドです。
48Vハイブリッドはプラグインハイブリッドへの応用は見込めないもので、いずれはトヨタやホンダに近いストロングハイブリッドへ移行すると思われます。
今回の特許無償提供により、48Vハイブリッドが下火になる可能性があります。48Vハイブリッドの採用が始まってきたタイミングなのはドイツ勢にとってもどかしいのでは？
