自動運転が普及すると自動車修理が多くなる?
開発競争が熱い自動運転ですが、自動運転が普及すると修理工場が忙しくなるという考えがあります。どうしてでしょうか?
まず、自動運転、特にレベル4やレベル5のハンドルやアクセルの必要のない人間が運転に関与しないものが増えると車の台数は減ると考えられています。
というのは、自動運転の車は自家用、一家に一台ではなく、シェアして使うようになるのではないかと予想されるため。
現在、自家用車が稼働している時間は平均すると1日のうち1時間に満たないとされています。自家用車は走っている時間よりも止まっている時間の方が圧倒的に長い。これではもったいない!
自動運転車はUberやカーシェアリング、運転せずに乗っているだけと考えればタクシー、バスのように使って稼働率を上げよう、と考えられています。効率よく使うことが出来れば自家用車は現在の40%程度で済むという試算もあります。車の台数は減るものの、1台あたりの走行距離はぐっと長くなります。そこで自動車修理工場が忙しくなるのでは?というわけです。
ちなみに自動車整備士は現在なり手が少ないそうです。AIなどにより無くなる職業が話題ですが、自動車整備士今のところ安泰といえそうです。
自動運転までいかなくてもUberのような仕組みが日本でも解禁されれば10年10万キロという使い方から10年20万キロ、30万キロとなるかもしれません。そうなると、やはり自動車修理工場は忙しくなりそうです。Uberのような配車サービス解禁を見越して耐久性で車選びをするのも気が早くないかもしれません。
シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界
- 作者: 宮崎康二
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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