新車購入時の値引き交渉の秘訣は?

新車購入時の値引きは支払額をどこまで下げるかにあります。支払額を下げるには下取りの評価額を上げる、オプションを無料で追加する・割引する、というのが相場です。ディーラー側の事情はともかく、購入する側としては支払額をいかに少なくするかが交渉の基本です。値引き代わりに必要のないオプションを付けてもらう、なんて事もありますが、それがいいのか・悪いのかは難しい判断になります。予算の上限をはっきりと決めて交渉することも必要です。

値引きがほぼない車

ほとんど値引きのない、ほとんどカタログに書かれた価格で売られる車があります。マツダロードスターが代表です。レクサスも値引きがほとんどありませんが、ロードスターはレクサスよりも渋いとか。

そういった値引きが少ない車は沢山売ることが目的ではない買いたい人はディーラーが営業しなくても買っていく、いわゆる指名買いされる車です。たいていは競合する車もないこともありディーラー側とし値引きをする理由、必要がありません。

外車も値引きが少ないことが多いのですが、決算期や限定車などで大幅な値引きが行われることがあります。ただし外車の場合、値引きというのはオプションの値引きがほとんどなのでその点は注意です。

フルモデルチェンジ直後

フルモデルチェンジ直前ではなく、直後を狙う手もあります。フルモデルチェンジ後はほっといても売れるのでそれほど値引きしないのでは?と考えがちですが、車種によっては月間新車販売台数1位を狙っているものもあり、そういったものは値引きされます。

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日産は2017年1月の販売台数でノートで1位とセレナで2位を獲得しましたが、日産の1-2フィニッシュは32年ぶりのことだそうです。ノートのモデルチェンジで1位をとっていますが、これは30年ぶりとのこと。新セレナはかなりの値引きもあったようなので、日産は狙っていたと思われますし、1位と2位を取ったことでいい宣伝になったでしょう。今後そういった値引きが期待できるのは9月に予定されている新型リーフでしょう。

違う県のディーラーで相見積もり

各自動車メーカーのディーラーは基本的に都道府県単位で構成されています。同じ県内の別のディーラーで同じ車種の相見積もりを取っても意味はあまりなく、むしろ印象を悪くするだけといいます。これは同一県内のディーラーは経営が一緒だから。

しかし、県外のディーラーで同じ車種の見積もりをとることは別会社なのでOKです。特に首都圏、京阪神地区などの都市部では競争が激しく県外の客もとるために値引きが大きくなる傾向があるようです。県境に近い方は県外のディーラーで相見積もりをとってみてはどうでしょうか。

月刊自家用車を持っていく

月刊自家用車という自動車雑誌がありますが、値引きに関する情報が沢山載っています。特に、実際に購入したユーザーがどんな車を下取りにだし、どんな車を検討して、どんな交渉でどのくらい値引きがあったのか、という体験談は値引き交渉をする際に参考になると思います。もちろんディーラーは月刊自家用車のことをよく知っていますし、ディーラーにしてみれば面倒な雑誌だと思います。

検討している車が月刊自家用車の値引き体験に掲載されていれば、雑誌ごとディーラーに持っていって同じくらいの値引きを交渉してみてもいいでしょう。ただ、雑誌に掲載された値引きよりも実際はもうちょっと勉強きできるのに、なんて時は逆効果かもしれません。

下取り価格にも差がでる

はじめての車でなければ、今乗っている車を下取りに出して新しい車を買う、というケースが多いと思います。下取り価格は意外と差が出ます。
例えば平均で100万円の下取り価格が付く場合、低いお店だと80万円、高いお店だと120万円程度の差が出ることがあります。オプションや値引きでは勉強できないので、下取りで頑張るというケースもあります。場合によっては下取りではなく、中古車店の買取見積もりももらって比較するのもいいかもしれません。