韓国は軍事車両をFCVにするらしい

韓国の起亜(キア)が軍用車両に燃料電池を採用する計画を発表したようです(というか以前から発表していたようです)。

jp.techcrunch.com

この記事にもあるHydrogen Waveというイベントで起亜のCEOが最初の燃料電池車は軍用の多目的車になると話したようです。
Mohaveという日本でいえばランクルのようなSUVをベースにするようで、順調にいけば2024年頃には導入されるようです。
韓国版のハンヴィー(昔だったらハマー、日本だとメガクルーザー)よりも小さいものですが、起亜はより大きなものからトラックまで軍事車両をFCV化する計画とのこと。
自衛隊のトラックなど時々見かけますが、ああいったものだと思われます。

周辺国や途上国などでは韓国の軍用車両が採用されることもあるので、FCVの普及に繋がるのかもしれません。

軍事車両の動力として水素、しかも燃料電池用の高純度のものが適しているのか疑問はありますが、素人の私の疑問など取るに足らないものでしょう。
ただ、戦車や戦闘機までモーターだけで動くようになるとは思えず、軍事関係ではエンジンがメインになるのではないかと考えています。

燃料電池を使ったFCVは日本だけのガラパゴス、みたいな印象を持たれることも多いと思いますが、実際は韓国はかなり力を入れてますし、ドイツ勢もいろいろとやっています。
発電の中で再エネの割合が増えるほど蓄電としての水素の重要性は高まると考えられ、FCVは一定の市場を勝ち取ると思われます。
水素ステーションの関係があるため自家用車よりも大型トラックなど商用車両、非電化区間気動車などが想定されていますが、軍事車両も普段は水素ステーションの数に左右されにくいジャンルなのかもしれません。