新型ノートは日本市場向けっぽく出来ている

新型ノートが発表されたので、とりあえず情報を見た所感を。

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内装が最近のものになった

日産は小型SUVのキックスを出しましたが、もともとはそれほど新しい車ではなく、かつもともとが南米向けなので内装が古いのですが、ノートは一気に新しく今どきっぽくなりました。
ナビなどの画面が大きくなり上の方に配置され、エアコンはアナログ。
オートエアコンは標準装備じゃないのかと思ったら標準装備。かっこ悪いですがエアコンは走行中でもよくいじるのでアナログ式なのは使い勝手の面でよいと思います。
最近流行りの紙パック対応ドリンクホルダーも装備。
ハンドルのボタン類も割とシンプルで使いやすそうです。(最近のハンドルはやたらとボタンがついていて使いこなせない、その機能すらわかっていないのでもっと減らないかと思うくらいです)
ただ、写真で見る限りでは内装の樹脂パーツやシートの質感はちょっと安っぽく見えます。

燃費が向上した

e-POWERはハイブリッドに対して燃費で優位というわけではありませんでした。JC08モードだとわかりにくいけどWLTCモードだと燃費が悪く見えるという感じがありましたが、新型ノートはWLTCモードで29.5km/L(普通のグレードは28.4km/L)とフィットのカタログ燃費よりも上(フィットはカタログ燃費より実燃費の方がいいという情報もありますが)。(トータルの二酸化炭素排出量なら電気自動車よりも少ない可能性があると言われる)ヤリスハイブリッドには敵いませんが、あれが極端なだけで十分な数字だと思います。

若干小型化した

全長が4100mmから4045mmと55mmほど短縮されています。これまでのノートはライバルより少し大きめサイズにすることで室内空間を確保していましたが、フィットに近いサイズに。
今まではBセグメントとしては大きめサイズだったのでマーチがありましたが、小型化した新型ノートによりマーチは現行限りとなるでしょう。

マーチ後継として使えるのか?

マーチは社用車として使われる数も多いと思うので、ノートが受け皿になれるかというとちょっと疑問があります。
現在発表されたものはe-POWERのみですが、恐らくはエンジンのみの廉価グレードも出してマーチの後釜とするのでは?
そうでもしないとディーラーが苦しむ一方で、ディーラーが減ってしまえば販売も厳しくなっていきます。

噂のスライドドアバージョンは?

新型ノートに対してスライドドア化するという少し前まで噂がありました。ノートが小型化したことで、シエンタとフリード対抗となるスライドドア版ノートが出る可能性があります(スライドドア化の噂はそれを指していたのでしょう)。
それがハイトールワゴンになるのか、全高を抑えたかつてのラウムのような車にするのか。
シエンタとフリードのレッドオーシャンに飛び込むよりは全高を抑えた方がと思いますが、どうなることでしょうか。
5ナンバーセダン需要やタクシー用の受け皿になり得ると思いますが、シエンタとフリードは強敵です。

まとめ

最近の日産にはなかった日本市場向け感があっていいのではないでしょうか。
仮にスライドドアバージョンが存在するのであれば、そちらの方はさらに日本市場向けの内容になると思われます。