車内で3密を避けるには

政府は新型コロナウイルスに感染しやすい状況として3密を挙げて注意を促しています。
換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近で会話や発声をする密接場面、3つの密です。
この3密の他にも共同で使う物品には消毒をするように呼びかけています。
自家用車などの車内は密閉空間と密接場所に該当しそうです。

外気導入に

まずは密閉空間について。
密閉空間では積極的に換気が必要とされています。
車内の換気は窓を開ける、外気導入の二つがあります。
窓を開けるのは手っ取り早くていいかと思いますが、最近はドアバイザーをつけていない方も多いので雨の日など窓を開けたくないというケースも多そうです。

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JAFの調査結果ですと内気循環と外気導入では二酸化炭素濃度がかなり差があるとのことで、新型コロナウイルス対策を考えると内気循環は避けた方がよさそうです。
エアコンの効きをよくするためや、排気ガスの匂い、花粉などを嫌って内気循環を使いがちですが、積極的に外気導入を心がけた方がよさそうです。
オートエアコンでは内気循環と外気導入が自動で変わるため、内気循環に固定する改造がありますが、止めた方がいいでしょう。

密接場面対策は難しい

密接場面については乗車人数を減らすようにするほかはないかもしれません。
二人だけなら、運転席と後部座席という風に距離を取るのが一番でしょう。
車内で会話をしない、という対策も考えられますが、そういうわけにもいかないでしょうし。
タクシー会社の中には、後部座席と前席をビニールで仕切って対策としているところもあるそうです。イエローキャブなどは防犯目的で透明な仕切りがありますが、長期化するようですと、国内にもああいった仕切りが導入されるかもしれません。
ハイエースなどは冷暖房を効率よくするために荷室と運転席を区切るビニールカーテンが販売されています。
普通の車用には専用品はありませんが、ビニールカーテンを使って区切るのも悪くないかと思います。

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後部座席を陰圧にするかはともかく、タクシーでも今後はこういった仕切りを付ける改造が行われるかもしれません。

ウエットティッシュがなくても 雑巾持ち込みで

車内の清掃に関してはアルコールが含まれるウエットティッシュでなくとも、洗剤(界面活性剤)が使われた掃除用ものであれば問題ありません。
さらに、アルコールや洗剤入りでなくても、表面に付いたウイルスは雑巾などでもかなりの部分を拭き取れるそうです(ゼロにならなくてもウイルスを減らすことでも感染しにくくとのこと)。
ウエットティッシュが購入出来ないからといって焦らず、マイペットなどの洗剤で湿らせた雑巾をジップロックなどに入れて車内に持ち込めばいいかと思います。
運転席よりも色々な人が触る場所、後部座席は要注意です。