車のクラーの効きが弱い場合の対応策

内気循環(ないきじゅんかん)にする

エアコンのオン・オフとは関係なく内気循環と外気導入というのがあります。内気循環というのは外の空気を入れずに車内の空気を回すというもの、外気導入は常に外の空気を入れて車内の空気を入れ替えるというもの。
基本的に冷房は内気循環、暖房は外気導入です。暖房を使っている時でもトンネル内では内気循環にした方が排気ガスが入りにくいので適しています。
夏場は車内の暑い空気がある程度入れ替えるために外気導入することもありますが、内気循環の方が冷房の効率が高い気がします。

車内を仕切る

ハイエースやダブルキャブトラックなどでよくありますが、運転席の後ろに透明なシートをぶら下げて車内を仕切ることで冷房の効果を高めることが出来ます。
車内の空間が広くなるほどクーラーの負担は大きくなります。逆に言えば、車内を狭くすることでクーラーはよく効くようになるので、後部座席に誰もいないのであれば車内をカーテンなどで区切ることで冷房効率が高まります。
ハイエースだけでなくミニバンは背が高く荷室もつながっているため、どうしてもクーラーの効きが弱く感じるので、見栄えを気にしないのであれば取り付ける価値はあります。

サンシェードを使う

フロントガラスに銀色のギラギラとしたサンシェードを立てかけておくだけで炎天下に駐車した車内の温度はまるで違います。ガラス全部やらなくていいのか?と思いますが、もちろん全部やった方がいいのですが、フロントガラスは特に透明なものを使用しているので、フロントガラスだけサンシェードを立てかけておいても効果があります。
フロントガラスの他には、運転席と助手席の横のガラスも透明度が高いものを使用しているのでサンシェードを使うと効果があります。

空気を入れ替える

炎天下で止めておくと車内の温度が凄まじいことになるので、車内の空気を入れ替えるだけでも冷房の効率が高くなります。
空気の入れ替え方法は、助手席のドアを開けておいて、運転席のドアをパタパタと数回開け締めします。数回やれば車内の空気はほとんど入れ替わるそうです。
ただ、空気を入れ替えても内装樹脂パーツは熱々のままなので、駐車中はサンシェードも使った方がいいでしょう。

ガスの補充・入れ替え

家庭用エアコンでも同じですが、冷媒のガスが漏れるとエアコンの効きはだんだんと弱くなり、最終的には冷えなくなります。冷媒のガスは密閉されているのでほとんんど漏れないのですが、古いクルマではパッキン(Oリング)などの経年劣化により少し漏れています。古いクルマを乗られているのであればガスの補充(補充よりも入れ替え)を検討した方がいいかもしれません。