新しいハリアーとリアガーニッシュ

新しいハリアーが発表されました。

toyota.jp

エクステリアデザインはこれまでを継承し、より今っぽい感じに仕上げてあります。
どの辺りが今っぽい感じかというと、灯火類が細くシュッとしているところ。
もう一つ、テールランプとリアガーニッシュが一直線に繋がっているところ。
こういったデザインの元祖はポルシェでしょうか。
930とか964とか993が繋がったデザインです。

日本車だとスバルがアルシオーネの頃からレガシィのBE/BH系(5ナンバー最後のレガシィ)まではテールランプとリアガーニッシュをつなげたデザインを採用しています。他には三菱のGTO前期とか。
ポルシェもスバルもその後はリアガーニッシュを繋げたデザインをやめちゃうのですが、これは夜間などで車間距離が掴みにくいからだと言われています。
テールランプが二つ、離れ方によって距離が近いのか遠くなのかがわかるというわけです。
この頃、リア灯火類の設置位置が車種によってバラバラで統一感がないせいで、距離感が掴みづらく誤認してトラックに突っ込む原因になると言われました(そんな事あるのかなぁという気がしますが、まだまだ改造などが多かった時代なので現在の感覚とはだいぶ違うと思われます)。
ちなみに、一直線に繋がったリアガーニッシュが一度消えてから日本でもハイマウントストップランプが義務化されます。
ハイマウントストップランプは視認性をよくするだけでなく車間距離を掴みやすくする目的があり、設置位置に決まりがあります。
新しいハリアーのハイマウントストップランプがめちゃくちゃ長くなっていますが、これはどうなんでしょう。
これまでと違う形状になると、後ろを走っている車はこれまでと違う感覚になると思われるので、ちょっと怖い気もします。
もちろんトヨタのことです。何度もテストを行い問題ないと判断したのでしょう。
灯火類にLEDが標準となり、細いデザインが可能になりリアガーニッシュと一体感のあるデザインとしてまたリアガーニッシュと繋がったデザインが復活しました。
というわけで、まだまだハリアーの人気は続きそうです。