クレベリンと中古自動車

インチキ、偽科学と叩かれるクレベリンですが、中古自動車業界で使われていたりします。

何に使うのかというと、消臭です。とくに煙草の匂いを消すために使われています。自動車用クレベリン燻蒸装置みたいなのが販売されていて、それを使います。

デンソーが販売していて、消費者庁の措置命令や処分対象にはなっていません)

www.denso.com

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煙草の匂いが染み付いた中古車はどうしても安くなりがちで、下手をすると売れません。そこでクレベリンで匂いを消します。

中古車の中には禁煙車として販売されているものがあります。クレベリンだけでそのレベルまでいけるかは怪しいですが、中にはクレベリンやシート洗浄で禁煙車と偽って販売している業者はいるかもしれません。

当然、煙草の匂いで買い取りは安くなりますので、安く仕入れて高く売っている業者はいるでしょうね。

専用品でなくても、据え置きタイプに扇風機でも当てておけば車内の消臭は出来ます。扇風機などでクレベリンに風を送るのがポイントです。これをしないと意味がありません。

クレベリンの問題は置いておくだけでは空間が除菌されてないことです。残念ながらクレベリン自体には除菌やら消臭の能力はあります。その辺に置いておいても空間全体にクレベリンの成分が広がらないことが問題です。

車内を消臭するには風を当ててクレベリンを強制的に車内に充満させる必要があるので、扇風機で風を当てる必要があります。
(ただし、クレベリンの濃度が高くなると体に悪いので運転中ではなく車内に人がいない状態で行います)

(クレベリンには燻蒸タイプも販売されていますが、業者向けで個人向けの販売はされていませんので、密閉された空間でクレベリンを扱うことはバルサンやカビ取り剤よりも注意が必要なことがわかると思います)

クレベリンは(いわゆる)特殊清掃にも使われると聞いたことがありますが、クレベリンでもオゾンでも匂いは残るとか。

怪しいクレベリンと怪しい中古車業界に関係はありますが、効果は怪しいものじゃなく匂いはかなりとれます。クレベリンの消臭をやってくれるお店もあるので、車内の匂いが気になる場合は聞いてみてはどうかと思います。

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