ミニカー登録で使用出来るEV3輪バイクが発売

タイトル通り、ありそうで意外にないタイプです。

car.watch.impress.co.jp

ホンダのジャイロのような3輪バイクはジャイロの他にaideaというところが出しているAAカーゴというのがあります。

aidea.net

ただし、こちらは原付と原付二種でミニカー登録ではありません。使い勝手のよい原付二種は普通免許では運転できません。
さらに、今回発売になるものは安い。AAカーゴの約半額(その分でしょう、どう見ても安っぽいですが)。

安いことや3輪で扱いやすく普通免許でも乗れるためUber Eatsでの需要もありそうです。
(ミニカーを使った配送業は原付と同等の扱いになると思いますが、緑ナンバーが必要ないのかなど各自でご確認ください)

ただ、気になるところがいくつかあります。
一つは定格出力。0.6kWまでを原付、0.6から1kWまでを小型自動二輪車としています。
今回のものは0.59kWなので原付相当となります。原付二種ほどはスピードにのれないかなと思われます。

もう一つ、100Vコンセントからの充電に限られるようなので出先での充電方法はかなり限られそうです。
(AAカーゴの方はEVの急速じゃない普通充電が使えるタイプなので出先での充電もそれほど不便じゃないと思われます)

航続距離の100kmは十分だと思います。1年も使ったら半分くらいになってしまわないか気になりますが、それでも近所の足として使うには面白いと思います。

スズキあたりはこういうの出さないのでしょうか?
おじいちゃん、おばあちゃんに売れそうな気がします。

センチュリーはクーペを加えて三兄弟に

トヨタがセンチュリー並のSUVを販売するというニュースが出てきました。

news.yahoo.co.jp

クラウンが現在のセダンをやめてセダンプラスとトヨタが呼ぶSUV風のものに変更するニュースが話題となりましたが、センチュリー並の(実質センチュリーのSUV化?)するとは驚きです。

ところで、アメリカ大統領の専用車「ビースト」は見た目はリムジンのようですが、シャシーピックアップトラックのGMCトップキックを使っているそうです。
ビーストは防弾に耐爆と車重がすごそうなので(8トンあるそうです)普通のセダンをベースにすることは難しいのでしょう。
ただ、外観はビーストを縮めたものがトヨタが作ろうという新しい要人向けSUVなのかなと思います。

というのも、ビーストは全高が1.8mもあるそうで、そのため大統領が乗り降りする様子を見るとほとんど頭をかがめることなく乗り降りが出来きています。
セダン風SUVでもこの程度の全高があれば後部座席はミニバンと変わらない使い勝手が期待できるでしょう。

というわけで、トヨタが開発しているらしいセンチュリー並のSUVはビーストを縮めたようなものになるのではないかと予想します。

ただ気になることが一点、3ボックスかどうか。
恐らくクラウン後継となるセダンプラスというカテゴリーは3ボックスでしょう。しかし、センチュリー並のSUVロールスロイスを意識したものであるならば2ボックスの可能性が。

ロールスロイスのカリナンやベントレーのベンテイガは荷室が別れていない2ボックス。これらに対抗するようなものであればハッチバックの2ボックスになるのでしょう。
しかしセンチュリー並とするならばショーファードリブンを想定してセダンのような3ボックスになるのでは?
センチュリー並というのは値段だけで、自家用を想定するのかもしれませんが。

ロールスロイスではなくベントレーを意識して、ショーファードリブンのセンチュリー、GRセンチュリーはコンチネンタル対抗で2ドア、それにベンテイガ対抗のSUVと三路線で行って欲しいなぁあと思っています。

2030年、東京都でエンジンのみの新車が販売出来なくなったとしてフルモデルチェンジのサイクルから厳しそうな車を予想してみる

件のニュースでは商用車、軽自動車についてはよくわからないので普通車をメインに。

ロードスター

現行のロードスター(ND)は2015年に発売されたのでフルモデルチェンジが2025年前後となります。NDの後継、NE?が非ハイブリッドで発売された場合は2030年頃はまだ現行のはず。
NDの販売が2023年頃に終わり2023年頃までに後継を出せば、2030年には仮称NEはモデル末期となっているので影響は少ないかも。
ただ、マツダは新規FRプラットフォームと直6が控えていて、ロードスターの更新は早くても2025年頃だと思われます。
であれば、次のロードスターは途中から東京では新車購入出来ない可能性が。
国内モデルにはたぶんありませんがマツダ3にはマイルドハイブリッド+MTの組み合わせもあるので、東京都の規制がマイルドハイブリッドでもいいのであれば対応は出来ると思います。

BRZ/86

これがド本命。
2021年に新モデルが投入されます。その次、後継があるとすると2030年前後となり、もろに影響を受けます。
なので、BRZ/86は次で終わりだと予想します。
ハイブリッドに対応させた小型FRプラットフォームを新規に開発することは考えられません。
仮に後輪駆動のクーペを開発するとなれば、エンジンではなくモーターだけで駆動させると思われます。
新しいMIRAIやHONDA eのように。
なので、86後継があるとすればロータリーエンジンを発電機とするe-POWERのようなシリーズハイブリッドレンジエクステンダーEVでしょう。

WRX

これも厳しい。
ただ、WRXはPHVにするとスバルが公言していますので、そうなるのでしょう。

ハイラックス

ランクルはハイブリッド化されると予想されていますが、ハイラックスあたりはどうなるでしょうか。
単純に考えると、その頃は国内で販売されていない可能性が高いと思われますが、ピックアップトラック自体は依然として世界中で使われていると思われます。
過酷な環境で使われることを考えると無闇矢鱈とハイブリッド化するのはどうかと思われ、モデルチェンジはせずに生産が続くのかもしれません。
その方がパーツ供給をしやすく長く使い続けられ、結果として二酸化炭素排出量は少なくなりそうですし。
となると、東京でピックアップトラックを購入するのは難しそうです。
同じような理由でジープのラングラーのような悪路走破性を重視したものは難しいかもしれません。
現行のハイラックスは1ナンバーなので、件の東京での新車販売で規制されるのかどうかわかりませんが。

まとめ

同様の規制は多くの先進国で導入されることから先進国がメインの市場となっている車種はフルモデルチェンジのタイミングに影響を与えるかもしれません。

私は車両重量の増加を無視してモーターさえ使えばそれでいい、という規制の方向はいかがなものかと考えています。
だからといって、二酸化炭素排出量を無視してもいいとは思いません。
となると、CAFE規制が妥当なのでしょう。