新しいBRZ、早くもリーク画像が
新しいBRZのテザー画像の公開が始まりましたが、既にリークがあるようです。
エクステリアデザインはクーペらしい流麗なもので、前後のオーバーハングが若干短くなっているような気もします。プラットフォーム自体は変更ないみたいですが、もしかしたらホイールベースは少し伸びるのかもしれません。
エンジンは2.4リッターの自然吸気。FA24Dという名前のようです。
ボア×ストロークが94mm×86mmとのこと。FA20が86mm×86mmのスクエアストロークでしたのでショートストロークに。特性がどう変化するのか注目です。
ちなみにEJ20は92mm×75mm。
現行?と比べるとトルクが28 Nm増ということでおおよそ一割増し、トルクは期待できそうです。
ターボを望む声も多いかと思いますが、現在のBRZ・86の路線を継続する感じでしょう。
あとは排気量アップの分、前後の重量バランスが変わると思われますがどうなるのか。あと、標準はやっぱりエコタイヤなんでしょうか。
2021年春から製造が始まるみたいですが、後ろには2022とあるので販売は2022年以降になるのでしょうか?
日に日にスポーツカーを販売しにくくなる時代ですので、BRZやロードスターのような車がいつまで販売出来るのかわかりませんが、頑張って欲しいと思います。
自動車メーカー以外が車の形を作る理由
京セラが自動車への車載を前提とした技術を車にパッケージしたものを公開しました。ボンネットというかグリルの穴はカメラ用だと思いますが、ボンドカー、DB5みたいで少し面白い造形です。
実際の走行は想定していないということですが、実際の車の形にすることで、どのような価値を与えられるかというアピールかと思われます。
気になるのが、今回展示したものはダッシュボードにプロジェクターで投影することで死角を減らすというものですが、レベル5の自動運転には不要と思われる技術であり、京セラはハンドルのついた自動運転、レベル3あたりを想定しているのでしょうか。
しかし展示車両にはハンドルがなく、正直、狙いがよくわかりません。単にハンドルがあったらプロジェクターでの投影に向かないからだと思いますが、だったらレベル4、レベル5の自動運転にしか使えないし、それなら必要ない気が。
既存の自動車メーカー以外が車の形で発表したケースだと他に旭化成とソニーがあります。
旭化成の方は登壇する時に実際に稼働していました。
旭化成は素材メーカーなので、既存の自動車にも製品が色々と使われていると思いますが、あえて車の形で発表した意図もよくわかりません。
ただ、新しい素材を使うことで既存のものとはことなるパッケージングやデザイン、そこから派生する価値創造は可能なのかなと思います。
ソニーの方は自動車製造をするつもりはないとしつつも、現時点でもかなりちゃんと走ることが出来そうなものになっていました。
ソニーは他の二社と比べると自動車に新しい価値を与えるものとしてわかりやすく感じます。
しかも今年度中には公道実験を行うとのことで、気合が入っています。実際の車の中でどのようにソニー製品た使え、どこに食い込めるかを探るためと思われますが、レクサスのソニーパッケージバージョンとか期待したいところ。
まとめ
非自動車メーカーも実際に動く車にすることで、より具体的な新しい価値をアピールするためのパッケージを提案しているのでしょう。
電気自動車になると部品点数が減ってコモディティ化が進むと言われています。実際にそうなると思われますが、高級車への付加価値はさらに高まり移動だけの車とパーソナルスペースの車とで二極化されるのかもしれません。
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車重が重くても二酸化炭素排出量が減ればいいのか問題
カリフォルニア州が2035年からガソリンエンジンの乗用車、トラックの新車販売を禁止する方針を示しました。
国ではなく州というのが面白いなと思います。
カリフォルニア州の方針に対しトランプ政権は批判しているようです。トランプ政権が行ってきた自動車製造業の国内回帰に水を差すことにもなりますし、エネルギー政策にも大きな影響を与えるでしょう。
2035年までの電気自動車への完全移行ですが、私は無理だと考えています。
車重の環境へ及ぼす影響を軽視しすぎている
道路がめやくちゃ痛む
カリフォルニア州の方針はトラックもEVへということなので、車重がめちゃくちゃ重くなります。
トラックは単純なEVではなく燃料電池車(FCV)になると思いますが、それでも車重はかなり重くなります。
車重が重くなるとなにがまずいかと言えば、道路が痛みやすい。場合によっては橋などは架け変える必要が出てくるでしょう。
1トンの車が2トンになるより、20トンの車が21トンになる方が道路に与えるダメージはめちゃくちゃ大きいらしいので、道路整備の計画は大きく影響を受けると思われます。
2035年に向けてEVが増えるであろうカリフォルニア州の道路全てを確認して修繕、もしくは新しくすることが可能かどうかわかりませんが、大仕事になるでしょう。
積み荷が減る
日本の場合、車両総重量が最大でも25トンですので車重がかさむと積み荷の量を減らす必要があります。
この記事には積み荷の量が3割減らす必要があるとしてあります。
同じ量の荷物を運ぶために1.3倍のトラックを走らせたら意味があるのかな?ということになってしまいます。
(FCVならそこまで積み荷を減らす必要はないと思われますが、それで2割程度は減らす必要があると思われます。また充電時間が必要になるため稼働時間が短くなり、トラックの台数を増やすことになるかもしれません。最終的にカリフォルニア州全ての車をEVにした場合、全ての車を夜に充電することは難しいのではないかと予想しています。一方でトラックの電動化は発進時がスムーズになり交通全体が排出する二酸化炭素量削減に大きく影響すると予想されます)
マイクロプラスチックが増える
車重が重くなるとタイヤへの負荷も高くなります。タイヤへの負荷が高くなるとその分沢山のタイヤが削れて、それがどこかへ飛んでいくことになります。
削れたタイヤが最終的にどこに集まるかというと、海ではないかと見られています。
というわけでEVは海洋中のマイクロプラスチックを増やすことに繋がりそうです。
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死亡事故が増えるかもしれない
細かいところだと、人身事故における死亡率が高くなるのではないかと予想しています。
EVは車重がかさむため同じ速度で事故を起こしても衝突時のエネルギーが大きくなります。物理法則なのでどうしようもありません。
基本的に車の事故は当たり勝つことで被害を減らせますが、当たり負けする方は被害が大きくなります。
車対車の事故の場合、同じサイズでもEVと衝突すると相対的に軽いガソリンエンジンの車は当たり負けして被害が大きくなります。
車対人の事故は車重はかなり大きく影響なり、助かっていたケースが助からないことも出てくるでしょう。