衝突時安全性能ランキングを見てみると結構面白い

自動車事故対策機構の自動車アセスメントの試験結果を見てみると結構面白いです。

www.nasva.go.jp


販売されている全ての車というわけではありませんが、国産車の多くがやっているかと思います。

よく言われるように軽自動車は総合評価が低いことがわかります。ただ、軽自動車並に評価が低い車もあります。そのうちの一台がスズキのソリオ。軽のハイトールワゴンを大きくしたような車ですが、総合評価は159.4点で、軽自動車の上位と比べると数点落ちます。

他には意外と外車のコンパクトカーの評価が低いこと。フィアット500の2011年モデル?は総合評価が138.6点で軽自動車よりも悪い、ぶっちぎりに悪い得点です。アウディのA1これも2011年モデル?で157.9点で軽自動車と同程度。歩行者保護性能に関しては75.13点と軽自動車よりも落ちます。BMWのX1が160.5点でA1とほとんど同じ得点ですが、歩行者保護性能は75.97点と並の軽自動車と同じか少し下。

軽自動車で最も総合評価が高いのはホンダのN-WGNで178.8点。2位はダイハツのキャストで166点なので、N-WGNはダントツです。

歩行者保護性能に関してもっとも優れているのはインプレッサとXV。こちらは歩行者保護用のエアバッグ国産車では唯一装備していることが96.07点と高得点につながっているのでしょう。逆に悪いのはダイハツのウェイク。69.07点。他の軽自動車が75~80点程度に対してだいぶ低い。

歩行者保護性能の低さが目立つ車はホンダのフリードの72.73点、ヴェルファイアの73.99点とワンボックスが不利という状況。歩行者との衝突時はバンパーやボンネットが折れ曲がり衝撃を吸収するようになっていますが、ワンボックスはその形状から不利なのでしょう。車に轢かれる時は出来ればワンボックスは避けたいものです(普通車で絶対に避けたいのはカンガルーバーの付いた車です)。

車の購入時に迷っている場合は、この評価で比べてみるのもいいかもしれません。