新型ミライースの発表で気になるのは後付の「衝突被害軽減装置」

新しいプラットフォーム、DNGAは採用されなかったことは気になりますが、車両重量は最軽量モデルで650kgと軽量化し、スズキのアルトと同じになりました。ちなみに、新プラットフォームとなるDNGA採用はミライースの次に投入されるものが初採用と明言しています。恐らくトールワゴンのムーブでしょう。ライバルであるスズキのワゴンRは既に新型が発売されJC08モードで33.4km/lというトールワゴンとは思えない低燃費ですが、これを超えてくるのか注目です。

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新型ミライースの軽量化により燃費向上が期待されますが、意外なことにカタログ燃費であるJC08モードでは従来モデルと変わりません。カタログ燃費は据え置きですが実燃費は向上しているとのこと。ライバルとなるスズキはカタログ燃費に対する実燃費、達成率が優れていることを意識して、新型ミライースもカタログ燃費ではなく実燃費を重視したのかもしれません。

エクステリアはかなりトヨタっぽくなりました。フロントグリルのハの字を組み合わせた六角形やエンブレム周辺、ヘッドライトにトヨタっぽさを感じます。後ろ姿にダイハツっぽさが残っているような気がしますが、トヨタの意向がかなり入っているのでしょう。

また、今回の発表ではミライース以上に興味深い発言がありました。それは後付の「衝突被害軽減軽減装置」について。

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この記事によれば、近いうちに説明出来るとのこと。ダイハツが主体となって開発しているのかトヨタが主体なのかわかりませんが、トヨタにも同様の後付の装置を期待出来ます。まずはダイハツで様子をみてからトヨタ車にも採用するかどうかを決めるのだと考えられますが、後付でどこまで出来るものなのか、既存のトヨタ車で装置が普及すると事故はどこまで減るのか、などなど興味深いものがあります。