2017年に新しい国産スポーツカーは発表されるのか?
BRZ/86のターボモデルは?
BRZ/86にはポルシェのケイマンに対抗出来るようなターボモデルを期待したいところです。スバルはSTIパフォーマンスコンセプトというBRZにターボを搭載したものをコンセプトモデルとして発表しています。ターボエンジンを搭載したBRZはテスト走行も行われていることが知られていて、2016年末にも発表といわれていましたが、発表どころか市販はどうやらないようです。
ご存知のようにBRZのトヨタ版は86という名前になっているように、トヨタはFRらしいものを考えているようです。そしてトヨタの考えるFRらしさというのがハイパワーでグングンとシートを押し上げるようなものではなく、お尻で乗ると言われるような軽やかなもののようです。86にターボを搭載してもトヨタが考えるFRらしいものにはならないようです。
トヨタでは売らずにスバル単体でターボモデルを出すことも考えられますが、その場合はWRXと食い合うだけでセールス的に難しい。ということでBRZ/86のターボモデルはないようです(ターボよりもアウトバックの2.5リッターエンジンを搭載する可能性の方が高いようですが、やっぱり難しい気がします)。
その代わりというか、一代限りとも言われたスバルが製造するFRはフルモデルチェンジが行われるようです。一時は86後継はマツダとの協業になるとも雑誌に書かれましたが、これは飛ばし記事だったようです。マツダではなくやはりスバルで進めるとか。トヨタはマツダのロードスターが欲しかったのかもしれませんが、マツダとしては渡したくないでしょうね。
S-FRは市販される?
トヨタは86の他にS-FRというコンパクトなFRクーペとBMWと協業しているとされるスープラ後継とされるものをコンセプトモデルとして発表しています。
BMW Z4後継のZ5は直6にトヨタのシャーシを採用するといわれ、トヨタは同じシャーシに直4とV6を搭載するといわれます。これに新たに開発した10速ATを組み合わせるのでしょう。これは2018年に販売するといわれます。
大型FRクーペは出るとして、気になるのは小型のS-FRの方です。こちらは絶対に出すと言われたり、開発中止と言われたり、状況が不安定です。
S-FRはダイハツのビーゴ(トヨタではラッシュ)の縦置きFRを流用して開発という噂がありましたが、ビーゴは後継がなくなってしまい、あわせてS-FRの開発も中止というのが現状ではないかと思われます。ビーゴ(ラッシュ)は思いの外、本格的に作られていますが全然売れず、一方で日産のジュークが売れまくることに心が折れたのでしょう。プリウスベースのC-HRを大々的に売り出すことになりました。というわけでS-FRは当分難しいようです。
スバルはWRXが新型に
スバルはインプレッサが新しい車台になり、非常に好評です。200万円程度のボディとサスペンション、それにアイサイトが付くなんて!というような評価が多いようです。一方でパワー不足は否めません。スバルとしては走りに関してはWRXで、ということでしょう。
新しいプラットフォームを採用したWRXは2017年内に出るか出ないか、という感じのようです。レヴォーグにはSTI Sportグレードが追加されましたが、インプレッサにも追加されないのでしょうか?
期待したい新しいスイスポ
トヨタは新しいスポーツカーは出ない、日産には噂すらない(シルビア後継の噂はありますが、早くて2年後くらいでしょう)、マツダやダイハツにはロードスターのクーペ、コペンのクーペが期待されますが、ロードスターはRFが出たばかりでコペンは既にバリエーションが多すぎて売りにくいというのが実際のところでしょう。
となると、あと残るはスズキのみ。スズキは年末にスイフトを発表していますが、スポーツモデルのスイスポが夏前に発表されると噂されています。スイスポは900キロ程度の車重に120~150馬力のパワーと、古き良きホットハッチの再来となりそうです。
スイスポの他にはヴィッツのスポーツモデルの予定もあります。こちらはWRC参戦記念モデルで1.5リッターターボで200馬力以上ともいわれます。台数限定になるでしょうが、日本未導入の3ドアになるので狙っている方は多いようです。スイスポも3ドアの復活があればいいのですが、どうなるでしょうか。