電動化を見越して今のうちに普通二輪免許を取るべし

バイクの免許は

  • 原付(原付一種)
  • 小型二輪(原付二種、125cc未満)(AT限定あり)
  • 普通二輪(いわゆる中型、400cc未満)(AT限定あり)
  • 大型二輪(昔の限定解除)(AT限定あり、ただし650cc未満)

に分類されます。

これらはエンジンの排気量ですが、モーターのみの電動バイクの場合は

  • 0.6kw未満は原付一種(免許は原付)
  • 1.0kw未満は原付二種(免許は小型二輪)
  • 1.0kw以上は軽二輪(免許は普通二輪)

と分類されます。

したがって、現状では普通二輪免許があれば全ての電動バイクに乗ることが可能!もちろん電動バイクにはトランスミッションが無いためAT限定で構いません。
ハーレーが販売を予定している電動バイク、LiveWireも普通二輪免許があれば乗ることが可能です。
ちなみに、BMWの大型電動スクーター、C evolutionは35kw(48PS)で控えめかもしれませんがトルクが72Nmとリッタークラス並み。1kw以上というくくりが雑であることがわかります。

今後、バイクの電動化が進むと大型二輪に相当するものに割当が変更されると考えられます。国産メーカーが大型バイクに相当する電動バイクを出す頃には改正されるのでは?と予想されています(原付に相当する0.6kwというのはヤマハが販売しているE-VINOが基準とも)。

2007年の改正以前の普通自動車免許が現在は中型8t限定免許になったように、遡及して適用されないので今のうちに普通二輪免許を取得しておけば(免取などにならなければ)電動バイクは好きなものが乗れる可能性が非常に高いと思われます。
したがって、今のうちに普通二輪免許を取得しておくといいのではないか、という話でした。

ホンダの撤退が先か、軽規格廃止が先か

某雑誌に出ていた、ホンダが軽から撤退する可能性という話。可能性はない、とは言えないと思います。
以前から言われているように、軽自動車の優遇税制は非関税障壁としてやり玉に上げられていて、いずれは排気量並の税金になると思われます。
その場合、1000ccを切るような、例えば900ccのコンパクトカーと軽のどちらが選ばれるのか、予測しずらいところがあるでしょう。
税金の差がなくなれば、安全性能や燃費を考えたら軽ではなくAセグメントのコンパクトカーが選ばれる可能性は十分にあると考えます。
ミラやアルトのバンならば車両価格が安いので税金が高くなっても選ばれると思いますが、車両価格がコンパクトカーよりも高くなっているNBOXのような軽をあえて選び続ける人がどれだけいるのか。
そう考えると、スズキやダイハツはともかく、ホンダが軽自動車にこだわる事もないような気がします。
軽自動車をやめて、ヨーロッパで販売出来るAセグメントとして一から開発する事を選ぶ可能性はあるのじゃないかと思います。

車に関する税金で言えば、電動化を見越した走行距離に応じた課税を検討なんてニュースがあります。ある程度電気自動車が増えた場合は受益者負担の観点から税金のかけかたを見直す必要があるのは確かで、走行距離と車両重量に絞り、排気量に対する課税というのは見直す方向になるんじゃないでしょうか(地方税をどうするかの問題はありますが)。

そもそも、軽規格廃止論を自動車メーカー側が持ち出すこともあるので、ホンダが軽から撤退というよりも、軽規格がなくなる可能性をホンダだけでなく、どのメーカーも想定していると思います。その中で、軽規格廃止の方向が見えたらスッパリ軽撤退の選択肢を用意するメーカーがあってもおかしくはないでしょう。

リーフe+は今後の日産車に大きな影響を与えそう

リーフ e+が発表されました。
car.watch.impress.co.jp
アメリカで開催中のCESに合わせての発表となりました。
62kWhと従来の約1.5倍のバッテリーを搭載したことが大きな違いです。
航続距離はWLTCモードで458kmとこれまでのバージョンの322kmの1.5倍とはいきませんが、約1.4倍に。
バッテリーをそれだけ沢山積むと車内スペースに影響が出てくると思ったのですが、これまでのものと変わりがないとのこと。
バッテリーの配線を変更してスペースを確保したそうですが、これは結構大きな影響がありそうです。
一つはセレナe-powerの乗車定員が7人となっていますが、マイナーチェンジなどで8人乗りが設定されるかもしれません。
7人乗りとなっているのはバッテリー搭載の関係です。
セレナはe-powerとそうでないものとでシートアレンジも若干違うので、統一される可能性も。
セレナより大きく影響しそうなのはアウトランダーPHEVです。
普通のアウトランダーは3列シートですが、PHVの方は2列シートの五人乗りだけ。これもやはりバッテリー搭載のため。
SUVの3列シートモデルに、徐々に注目が集まっているので、アウトランダーPHEVに3列シートモデルを用意出来たら大きなアドバンテージになるでしょう。
e-powerのバッテリー切れが起こりにくくして欲しい、なんて要望も多いと思うので、ノートにもバッテリー増量バージョンが期待できるかもしれません。
ただ、バッテリーの密度が高くなることで温度管理とヘタリについては少し心配ですが。
それでも他の車種への波及が進むと思われるのでe-power、PHEVには期待出来ると思います。