トヨタのハイブリッドスーパーカー(コンセプト)は実際に販売されるのでは?

トヨタ東京モーターショーで展示する「GR HV SPORTS concept」というコンセプトカーを発表しました。
ハイブリッドスポーツカーということ。

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見た目は86(BRZ)を流用しているので、コンセプトカーではありますが市販の可能性が高そうにも見えます。
2シーターのFRで、4395×1805×1280(全長×全幅×全高)。サイズは86よりも全長、全幅ともに大きく全高は低くなっているので、86のノーマルよりも実物は迫力がありそうです。

エアロトップ(タルガトップ)はポルシェのハイブリッドスーパーカー、918スパイダーを意識したわけではないと思いますが、ああいったスポーツカーが今後は増えることは用意に予想されますので、やはり意識しているのかもしれません。

ハイブリッドのスポーツカーというとホンダのCR-Zがありましたが、今にして思えばハイブリッド技術の過渡期で、必ずしも成功した車とは言えないかもしれません。CR-Zに採用されたIMAからi-MMDで作り直したら気持ちのいい車になったかもしれません。

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ちょうどこんな記事もありました。
エンジンを850ccのものに載せ替え、空いたスペースにバッテリーを配置して、モーターを2つを使って後輪を駆動するハイブリッド(PHV?e-Powerみたいな仕組み?)ということです。

こちらの改造されたBRZは後部座席は手付かずで残っているように見えるので、完成度の高いパッケージングです。なので86(BRZ)くらいのサイズがあれば、トヨタのコンセプトカーは十分に実現可能、市販可能なのかなぁと思えます。

トヨタはコンパクトFRスポーツのS-FRが期待されていましたが、2回めか3回目かの開発中止という噂が出ていますが、S-FRよりは市販に近いような雰囲気はあります。

長く乗っている車の振動が急に大きくなった原因は?

エンジンマウントの劣化

エンジンはシャーシに固定されていますが、そのままくっつけるとエンジンの振動が直接伝わるため、エンジンとシャーシの間にエンジンマウントというゴム製の部品を使います。
ゴム製なので必ず経年劣化します。使用状況や気候などで劣化の度合いは変わりますが、10年程度経過していればエンジンマウントはかなり劣化しています。

エンジンマウントが劣化すると、アイドリング中でも振動が大きくなります。基本的には徐々に劣化するので少しずつ振動が多くなり、エンジンマウントの劣化には気が付きにくいと思います。時々、エンジンマウントがガクッとダメになる場合(割れたりします)があるので、その場合は振動が急に大きくなり気が付きます。

直ぐに修理が必要というわけではないので、買い替えが近いのであれば我慢するのも手かと思います。

サスペンションの劣化

ダンパーとかサスペンションとかショックアブソーバーとか呼ばれる部品ですが、これは路面の凹凸を吸収する働きをしています。
ダンパーはオイルやガスが入っていて、これ効いていると衝撃や振動を和らげます。経年劣化でオイルやガスが抜けると衝撃や振動がほぼ直接伝わるため乗り心地が悪くなります。この状態をショック抜けとか呼んだりします。

アイドリング中は問題ないけれど走行中に振動が大きくなる場合はダンパーが原因である可能性が高いと考えられます。ショックが抜けた状態では乗り心地が悪いというだけでなく、荷重移動が上手く行えないので、曲がったり止ったりという基本がおかしくなる危険な状態なので修理する必要があります。

ショックを取り付けているアッパーマウントもへたるので、ショックアブソーバーが問題なくてもアッパーマウントがダメになっている場合もあります。

エンジンの気筒が1つダメになっている可能性

エンジンは3気筒や4気筒、6気筒が多いのですが、偶数が基本でこれは振動を減らすためです。3気筒というのは例外で2気筒よりも3気筒の方が振動が少なくなるためです。

4気筒ならシリンダーとピストンの組み合わせが4つ、6気筒なら6つありますが、1つくらい動かなくなってもエンジン自体は動き、車も動きます。ですが、当然調子は悪いわけで、その症状の一つは振動に現れます。

1気筒だけダメになる理由は様々あり、場合によっては修理代が10万円くらいかかります。1気筒だけダメになっても走りますが、当然その分の力がでないので修理しないと実用的ではありません。

ハブベアリングの劣化

ハブベアリングはタイヤを取り付けている部分に使われるベアリングです。ハブベアリングが劣化すると振動というよりは変な音が出ます。

異音がなくても念のため10万キロくらいで交換する方もいますが、異音が出てから交換する場合がほとんどです。振動だけでなく、走行中に変な音が出て来る場合はハブベアリングの可能性が高いでしょう。ハブベアリング自体はそれほど高い部品ではありませんが、工賃がそこそこかかります。

異音が出たらすぐに交換しないといけないものではありませんので、買い替え予定があるのであれば、我慢もありかと。

その他も

他にもタイヤの空気圧が適性でない、タイヤの劣化など他の理由も考えられます。ただ、長く乗っている車に限りるとエンジンマウントやサスペンションが影響している可能性が高いと思います。

フルモデルチェンジ後のトヨタクラウンを予想してみる

来年はじめ(2018年)にもクラウンがフルモデルチェンジといわれています。クラウンは今時珍しくほぼ日本だけで販売されているモデルなので、発表の場としては国外のモーターショーで行われる可能性は少なく、今回の東京モーターショーで行われる可能性は高いでしょう。

というわけで、次期クラウンがどんな車になるのか予想してみます。

新型プラットフォームの採用

フルモデルチェンジにより新型プラットフォームを採用することで軽量化、低重心化するといわれています。
新型プラットフォームによりプリウスやカムリも全高が低くなりましたが、クラウンも同様に10mmから30mmくらい全高が低くなるかもしれません。ただ、乗り降りのしやすさを考えると同程度でしょうか。ただ、新型プラットフォームによりフロントは低くなり、前傾姿勢のような感じになりそうです。

レクサスとの差別化

クラウンについてはいつも言われるのがレクサスとの差別化です。高級セダンとしての違いをどう見せることが出来るのか、クラウンに求められます。

レクサスは世界で売る車なので沢山売れる北米や中国などを向いて作られるため国内向けという感じではありません。一方クラウンは日本を中心に販売している、ほぼ国内専用という感じなので日本のユーザーが使いやすいサイズになるでしょう。

全幅は国内で扱いやすいように1840mm程度で抑えられるでしょう。全長も新型LSが5mを超えるのとは対照的に4900mmを下回るのではないでしょうか?ちなみに現行は4895x1800x1465(全長、全幅、全高)です。

内装もほぼ国内専売らしいものを用意すると思われますが、どういった内装が国内で受けるのか知らないので予想できません。ただ、テスラのように全てタッチパネルで済ませるというような若者向き?のものにはならないでしょう。どちらかというとクラウンのユーザーは年齢層が高いと思われるので、物理ボタンはそれなりに残るでしょう。最近のシフトレバーはシンプルなものが中心で、クラウンもガチャガチャとしたタイプは止めると思いますが、どんなものになるのか少し気になります。

外装はレクサスとの差別化を考えるのであれば、懐古調のものになるかもしれません。レクサスやプリウスのようなシュッとしたデザインよりは落ち着いたどっしりとしたものになるのでは?丸いヘッドライトや観音開きが期待されます(どっちも、まずないと思います)。

レクサスでは流れるウインカー、シーケンシャルウインカーの搭載が始まっていますが、ちょっと若々しすぎてクラウンには搭載されないかなぁと思います。LEDだけど温かみのあるウインカー、なんてのならありそうですが。

自動運転

レベル3に近い自動運転技術が採用される可能性があります。高速道路だけではなく一般道での前車への追従、車線変更の自動化、駐車支援などは搭載されるのではないでしょうか。

自動運転以外の先進技術としてカメラを利用してルームミラーをモニターに置き換えるミラーレス化も考えられますが、あのモニターは老眼だと見にくいらしいのでクラウンの性質を考えると搭載されないでしょう。

まとめ

トヨタのフラッグシップであるクラウンですから、先進技術の最も新しいものを搭載してくるものと思われます。さらにレクサスとはどうキャラクターを違うものにするのか、新クラウンはトヨタの腕の見せ所といえるでしょう。

答え合わせ編

一応、コンセプトということですがほぼ市販車の状態と思われるものが発表されました。

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全幅は変わらず1800mmで全長4,910mmに全高1,455で、全高は10mmほど低くなり正解。全幅はマークXなどが廃止という話しですので大きくなるかと思っていましたが、変わらず1800mmでした。

外観は窓が左右3つずつのシックスライトで、懐古調どころではなくフレッシュな感じに。ピラーが細いデザインは昔っぽいと言えなくもないけれど、懐古調ではありませんね。

気になるのはRSというエンブレム。クラウンにRSの組み合わせは初代にしかないらしいのですが、まさかの観音開き!なわけはなく、走りを楽しめるという宣言でしょうか。ニュルでテストをしていたということで、GRなども用意されるのかもしれません。