フルモデルチェンジ後のトヨタクラウンを予想してみる

来年はじめ(2018年)にもクラウンがフルモデルチェンジといわれています。クラウンは今時珍しくほぼ日本だけで販売されているモデルなので、発表の場としては国外のモーターショーで行われる可能性は少なく、今回の東京モーターショーで行われる可能性は高いでしょう。

というわけで、次期クラウンがどんな車になるのか予想してみます。

新型プラットフォームの採用

フルモデルチェンジにより新型プラットフォームを採用することで軽量化、低重心化するといわれています。
新型プラットフォームによりプリウスやカムリも全高が低くなりましたが、クラウンも同様に10mmから30mmくらい全高が低くなるかもしれません。ただ、乗り降りのしやすさを考えると同程度でしょうか。ただ、新型プラットフォームによりフロントは低くなり、前傾姿勢のような感じになりそうです。

レクサスとの差別化

クラウンについてはいつも言われるのがレクサスとの差別化です。高級セダンとしての違いをどう見せることが出来るのか、クラウンに求められます。

レクサスは世界で売る車なので沢山売れる北米や中国などを向いて作られるため国内向けという感じではありません。一方クラウンは日本を中心に販売している、ほぼ国内専用という感じなので日本のユーザーが使いやすいサイズになるでしょう。

全幅は国内で扱いやすいように1840mm程度で抑えられるでしょう。全長も新型LSが5mを超えるのとは対照的に4900mmを下回るのではないでしょうか?ちなみに現行は4895x1800x1465(全長、全幅、全高)です。

内装もほぼ国内専売らしいものを用意すると思われますが、どういった内装が国内で受けるのか知らないので予想できません。ただ、テスラのように全てタッチパネルで済ませるというような若者向き?のものにはならないでしょう。どちらかというとクラウンのユーザーは年齢層が高いと思われるので、物理ボタンはそれなりに残るでしょう。最近のシフトレバーはシンプルなものが中心で、クラウンもガチャガチャとしたタイプは止めると思いますが、どんなものになるのか少し気になります。

外装はレクサスとの差別化を考えるのであれば、懐古調のものになるかもしれません。レクサスやプリウスのようなシュッとしたデザインよりは落ち着いたどっしりとしたものになるのでは?丸いヘッドライトや観音開きが期待されます(どっちも、まずないと思います)。

レクサスでは流れるウインカー、シーケンシャルウインカーの搭載が始まっていますが、ちょっと若々しすぎてクラウンには搭載されないかなぁと思います。LEDだけど温かみのあるウインカー、なんてのならありそうですが。

自動運転

レベル3に近い自動運転技術が採用される可能性があります。高速道路だけではなく一般道での前車への追従、車線変更の自動化、駐車支援などは搭載されるのではないでしょうか。

自動運転以外の先進技術としてカメラを利用してルームミラーをモニターに置き換えるミラーレス化も考えられますが、あのモニターは老眼だと見にくいらしいのでクラウンの性質を考えると搭載されないでしょう。

まとめ

トヨタのフラッグシップであるクラウンですから、先進技術の最も新しいものを搭載してくるものと思われます。さらにレクサスとはどうキャラクターを違うものにするのか、新クラウンはトヨタの腕の見せ所といえるでしょう。

答え合わせ編

一応、コンセプトということですがほぼ市販車の状態と思われるものが発表されました。

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全幅は変わらず1800mmで全長4,910mmに全高1,455で、全高は10mmほど低くなり正解。全幅はマークXなどが廃止という話しですので大きくなるかと思っていましたが、変わらず1800mmでした。

外観は窓が左右3つずつのシックスライトで、懐古調どころではなくフレッシュな感じに。ピラーが細いデザインは昔っぽいと言えなくもないけれど、懐古調ではありませんね。

気になるのはRSというエンブレム。クラウンにRSの組み合わせは初代にしかないらしいのですが、まさかの観音開き!なわけはなく、走りを楽しめるという宣言でしょうか。ニュルでテストをしていたということで、GRなども用意されるのかもしれません。