スバルは新しい3列シートを販売するのか?

3列シートは各社が競って売っていますが、スバルはそれがありません。エクシーガというレガシィの全高が高くなったような3列シートがありましたが、エクシーガは後継がなく製造終了となりました。

スバルはこのまま3列シートの販売を止めてしまうのでしょうか?売れ筋である3列シートモデルに手を出さないとは考えにくいので、予想(妄想)してみます。

北米モデル

スバルは北米や中国向けにアセントという3列シートのSUVを開発しました。アセントはランクルと同程度のサイズで日本では全長も全幅もちょっと大きすぎます。ランクルは日本でも売れているので同じサイズならば売れる可能性はありそうです。反響次第ではアセント日本投入もあるのでは?という雑誌記事もありましたが、スバルはこれを否定しています。

北米向けの大きな車を日本に投入して成功したためしがないような気がしますし、アメ車で唯一日本で売れているJeepもラングラーならそれほど大きなサイズではありません。アセントの日本投入はないでしょう。

ただ、3列シートモデルがなくなったにも関わらずアセントを導入しないと明言するのは、国内向けに何か3列シートを開発しているから?と思ってしまいます。

OEM

かつて、スバルはトラヴィックという3列シートのミニバンを販売していました。これはスバルが開発、製造したものではなくオペルが開発してGMが製造していた車でした。いわゆるOEM供給です。現在、スバルがOEM供給を受けているのは軽自動車のみ。

スバルは日本独自規格の軽は捨てて、日本だけでなく世界で売ることが出来るある程度大きな車に注力しています。そのことを考えると、3列シートでOEM供給を受けることはちょっと考えにくいかなぁと思います。

フォレスターの3列シート化

最も可能性が高いのはフォレスターに3列シートのグレードを加えることでしょう。フォレスターは2018年にフルモデルチェンジが予定されています。新しいフォレスターは時代に逆行して排気量が大きくなると噂されています。さらに、排気量にあわせて全幅や全長も一回り大きくなるようです。恐らくXVとのキャラクターの違いを明確にするためでしょう。

アウトバックの室内長×室内幅×室内高が4820×1840×1605に対して現行のフォレスターは4610×1795×1735となっています。フォレスターが大きくなるのであれば、アウトバックと同程度になるのかもしれません。

3列シートのSUVですとCX-8の全長は4900mmでアウトバックよりも随分長くなりますが、スバルの3列シート、エクシーガは4780mmなのでアウトバックよりも少し全長が短く、アウトバックよりも小さいサイズで3列シートは可能でしょう。SUVの3列シートとしてはCX-8の他にも日産のエクストレイルがあります。こちらは4690mmでエクシーガよりも短くなっています。これらを踏まえると、次期フォレスターに3列シートがあるのなら全長は4700~4800mmくらいまで大きくなるかもしれません。。

まとめ

スバルも3列シートモデルを追加すると思います。ただ、3列シート専用モデルは難しいのかなぁという気はします。
3列目は使い勝手はそれほど重視されずあった方がいい、という感じで売れているようです。であれば、全長はそれほど長くならずに3列シートを追加する可能性は十分に考えられます。
スバルの場合、車種を増やすとは考えにくいのでフォレスターの3列シート化は(北米向けの国内導入、OEMと比べたら)十分にありえると思います。

セレナe-POWERを試乗で確認しておきたいポイント

セレナe-POWERが3月1日から発売されると、どうやら確からしい情報が出てきました。今のところメーカーから詳細な情報は上がっていませんが、わかっている範囲であれこれと。

試乗の際に確認したいこと

試乗の際に確認したいことはエンジンの音と振動。e-POWERはモーターで走りますが、発電のためにエンジンを使います。e-POWERではエンジンの音と振動は実際の走行状態を反映しませんので、なんでもないところで回転数が上がったりします。そこを確認しておかないと、こんなはずじゃなかった、となるかもしれません。

ノートe-POWERはリーフと同じモーターを使用していましたが、セレナe-POWERではリーフよりも強力な専用の100kWで136psのモーターを使用しています。一方で、発電用のエンジンは1200ccで、排気量はノートe-POWERと同じ。

モーターの出力が大きくなれば当然必要な電気も多くなります。そうなるとノートe-POWERよりもエンジンは発電をするためにやかましく動くような気がします。試乗される際にはエンジンの音と振動が気にならないか確認した方がいいでしょう。

ノートe-POWERでは走行状態と一致しないエンジンの音と振動に対する不満が多いと言われていて(バッテリーが減ると信号待ちでもエンジンが動き、回転数もそれなりに上がります)、セレナe-POWERではその辺を改善、調整するために手こずって発売が遅れたとか。バッテリーが減った状態でのエンジン音も要チェックです。

他に確認したいのは坂道です。モーターはエンジンと較べてトルクが大きいため坂道を登るのは得意ですが、バッテリーはどんどん減ってしまいます。そのためエンジンの回転数を上げガンガン動かして発電するので騒音と振動は大きくなります。普段使う道路に坂道が多い方は坂道での試乗も確認しておきたいところです。

また、試乗の際は出来るだけ沢山車に乗って負荷をかけた方がいいでしょう。試乗の時はディーラーの人と2人だからエンジンも静かだったけど、家族全員で乗ると負荷が大きくなりエンジンが煩い、なんて事になりかねません。

普通のセレナとの違い

通常のセレナとの違いはe-POWERだけではありません。現在明らかになっているのはセレナe-POWERは2列目がキャプテンシートになり、定員は8名から7名に。恐らくシートアレンジも通常のセレナと少し異なると考えられます。8人乗ることはそうそうないと思うので定員が7名でも十分だと思いますが、シートアレンジは通常のセレナと較べてみたほうがいいかもしれません。

通常のセレナには4WDも用意されていますが、今のところノートe-POWERにはなく恐らくセレナe-POWERにも用意されないでしょう(恐らくモーターを2つにすると十分なバッテリー容量を確保するスペースと充電が間に合わないのではないかと思われます)。

比較するならステップワゴンハイブリッド

ライバルはステップワゴンハイブリッドです。その理由はe-POWERと似た所があるから。
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ステップワゴンハイブリッドとe-POWERの似ているところはどちらもエンジンで発電するところ、違いはステップワゴンハイブリッドはエンジンでも走るところ。ステップワゴンに使われるi-MMDというハイブリッドは時速100km以下ではモーターを使い、モーターが苦手な(効率が落ちる)高速走行はエンジンを使います。e-POWERと同じようにエンジンを発電で使うだけでなく、高速走行時はエンジンを使って走行する点が大きく異なります。

ステップワゴンハイブリッドはモーターの出力が135kWで184psなので、セレナe-POWERと比べるとかなりパワフルです。カタログ燃費はセレナe-POWERはステップワゴンハイブリッドよりも良い数字になると予想されていますが、実燃費ではリッターあたり1kmも差はないでしょう。モーターの出力の差と実燃費の差、どちらを選ぶか迷うところかもしれません。

ステップワゴンハイブリッドはモーターだけでなくエンジンも大きく2000ccなので、セレナe-POWERよりも毎年の自動車税が5000円高くなります。実燃費を考えると年間の維持費は1万円近い差があるかもしれません。

他にはステップワゴンはスパーダのみハイブリッドが用意されています。セレナは通常とハイウェイスターのどちらにもe-POWERがあるとのこと。セレナe-POWERの方が車両価格は安いかもしれません(セレナe-POWERの売れ行き次第では通常のステップワゴンにもハイブリッドが用意されるかもしれません)。

値引きは発売直後から期待出来るかも

ノートe-POWERは日産としては30年ぶりに新車月間販売台数1位を獲得したことがニュースになりましたが、セレナe-POWERも狙っているでしょう。話題になればそれだけで宣伝効果が期待できます。そのため最初が肝心というわけで、いきなり値引きが期待できるでしょう。販売台数1位を獲得し上手く話題になれば4月以降の値引きは渋くなる可能性もあります。

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セレナがフルモデルチェンジした際も発売直後は値引きが大きく、2ヶ月くらい経つと渋くなったようなので、検討するなら急いだ方がいいかもしれません。

また、本命がセレナe-POWERであってもライバルのステップワゴンの見積もりをもらい日産のディーラーに持っていけば値引きが期待出来るでしょう。ステップワゴンの他にはCX-8の見積もりも効果があるかもしれません。

まとめ

ようやく、セレナe-POWERが発売されます。待っていた方も多いようなので売れそうです。

雨降りの夜の運転にはサングラスを使うと少し楽になる

雨の日の夜の運転は視界が悪く、非常に運転しにくいと思います。同じ夜でも晴れている時と雨の時では明るさがかなり違うことが運転しているとよくわかります。雨の日の夜は暗さだけでなく対向車のヘッドライトやテールランプなどが反射して眩しく感じ余計に運転がしにくくなります。そんな場合は、夜でもサングラスをすると運転しやすくなるかもしれません。

夜にサングラスというのは不思議な感じですが、ヘッドライトなど眩しい部分と光が当たっていない暗い部分の明暗差を和らげることで見えやすくなります。ただしサングラスなら何でもいいというわけではありません。JISによりサングラスには夜間運転適合と夜間運転不適合の2タイプがあります。レンズの色が濃い透過率が低いものは夜間運転不適合のものです。夜間運転不適合のサングラスを使って夜に運転をしても違反にはなりませんが、見えにくく危険なので昼用と夜用のサングラスは使い分けます。

夜の運転に向いているのは真っ黒いものではなく薄い黄色や茶色のものです。薄い黄色のレンズは立体的に見えやすくなるとされ、夜の運転には広くオススメされています。黄色の他にも紫やグレーのレンズを使ったものが夜の運転用として販売されていることもあります。

日中の運転に偏光レンズを利用されている方もいると思います。偏光レンズは反射を抑えるもので、偏光レンズを使うとギラついた感じがなくなり目が楽になります。ただ偏光レンズは暗いため(透過率が低いため)夜の運転には適しません(偏光レンズの中にも偏光量を押さえて夜の運転にも使えるタイプもあります)。

見え方は人によって異なるので、黄色、茶色、グレー、紫色など一概にどういったレンズが適しているというのは難しいので、詳しい眼鏡屋へ行って相談するのが一番です。でも安いものなら2000円程度からあるので無難な薄い黄色をまず試してみるのもいいと思います。