ディーラーが車高調を入庫拒否する理由

簡単に言うと車検を通らない状態だから。具体的には車検証に書いてある車高からの変化が大きすぎるから。

保安基準の範囲内を超える場合は構造変更検査を受け、構造変更をする必要があります。構造変更をするとその日から車検が1年か2年になります。要するに車検を受け直した状態です。逆に言うと、構造変更が必要な状態は車検に通りません。

構造変更が必要な状態は車検を取り直す状態、つまり車検に通らない状態ですので、ディーラーなどでは入庫を断られます。指定工場が車検に通らない車の面倒を見ると、最悪の場合指定工場の取り消し(車検が出来なくなる)もあり得るためディーラーは入庫を断ることが珍しくありません。

車高調に交換すると構造変更が必要なのかというと、そんなことはありません。記載変更で対応できる場合もあります。

記載変更と構造変更の境目と言われるのが高さ4センチ、幅2センチ以上の変化は構造変更、それ以下であれば記載変更とされています。
4センチなのか5センチなのか見ただけで判断は出来ないので見逃されがちですが、エアロとかホイールサイズなどを見て、怪しければ測定して4センチ以内かどうか確認されます。

ディーラー以外の指定工場はそれほど厳しくないところが多いので、全高が5センチか6センチくらいの違いなら整備や車検なども対応してもらえるかと思います(といっても、やはり車検通るのか怪しい改造の場合は慎重になるので難しいこともあります)。ディーラーへの入庫は無理なので点検パックみたいなものが残っていても捨てる覚悟は必要です。

ノートE-POWERに4WDが追加されるらしい

ノートe-powerに4WDが設定されるそうです。4WDといっても日産が20年近く前から出しているe-4WDらしいですが。
e-4WDはマーチなどに使われているもので、いわゆる”生活四駆”、”なんちゃって四駆”などと呼ばれるタイプです。
トヨタの場合はE-Fourという名前で現行プリウスには設定されています。プリウスのE-Four並かそれを超えるのかは注目です。また、セレナにはe-4WDはなかったと思いますが、e-powerとe-4WDの組み合わせが小型車以上のものに採用されるのかも注目です。

4WD(E-Four)が加わった新型プリウスを、2WD(FF)と乗り比べ - Car Watch

一方で、テスラのモデル3のようなモーターを2つ使ったものではなさそうなので、期待されていたのでその点ではつまらないかもしれません。
日産はIMxというEVのクロスオーバーSUVを市販する予定で、こちらはモーターを2つ使ったハイパフォーマンスモデルになる予定です。実用的にはe-4WDで十分だと思いますが、こういったハイパフォーマンスモデルにも期待したいところです。

ところで日産はほぼ全てのモデルにe-powerを用意すると言われています。ラグジュアリーなグレードにもe-powerをそのまま使うのか、PHVのように充電可能なものにするのか、その辺が気になります。あとはモデル末期とされるフェアレディZGT-R

テスラがモデル3を週5000台製造出来るって本当なのか?

テスラがモデル3の週5000台を達成する見通しだと発表しました。週5000台は6月末までの目標としていたので、本当であれば遅れてい生産目標をついに達成出来ることになります。
この発表で株価はガツンと上がったそうな。
テスラは2018年の第1四半期で過去最高の赤字でしたが(決算の度に過去最大の赤字が続いていました)、第2四半期で赤字をどれだけ減らせるかが注目です(もともと2018年第3四半期で黒字化を目指していたので赤字は確実でしょう)。
ただ、私は週5000台は眉唾だと考えています。というのも。3月末の時点で週1000台程度と予想されていたので、3ヶ月でその5倍近い生産は普通に考えて部品供給が追いつきません。数万台分の仕掛品があれば別ですが、普通の工場はそれを置くスペースがありません。
いくら従来のガソリン自動車と比べ部品点数が少ないとはいえ、それでも1万点以上あるとされる部品の全てを3ヶ月で5倍供給するのはちょっと無理があるでしょう。6月末で週3000台、9月末で週5000台くらいじゃないかと予想します。
次の次、第3四半期の決算は注目です。