最近の車は全幅が大き過ぎるという風潮

正直に言って、全幅1800~1840mmは不便というほどの大きさではないと思います。それよりも全長の方が気になります。

全幅の大きさで気になるのは狭い道路でのすれ違い、駐車スペースだと思いますが、狭い道路はそれほど走らないし、すれ違いも少ないので全幅が大きいからといって狭い道路で面倒に思うことはあっても困ったことはありません。

車が大きいからこすった、道が狭いからこすった、というわけでもないと思うのです。こする方は十分なスペースがあってもこすっています。車両感覚が掴みやすい車と掴みにくい車があるので、小さい車であっても車両感覚がつかみにくい車は運転がしにくいものです。

都内では大きすぎる、なんて話もありますが、田舎者の私から言わせれば田舎よりも道路が狭いはずの都内の方が大きい車がずっと多いです。しかも、ちょっと大きい車ではなく、かなり大きい車が都内には沢山走っています。都内だからといって大きい車は大変ということもないでしょう。田舎は田舎で道路拡張工事が行われていないところが沢山あるので田舎だからといって道路が広いわけでもないのですが。

駐車スペースも最近のものは広く作られているので、幅が気になることはほとんどありません。それでも狭い駐車場が残っていないわけではないので、道路の狭さと比べたらこちらの方が困ることはあります。

駐車スペースについては全幅よりも全長の方が困ります。全長が4800mmを超えてくると幅は問題ないけれど駐車スペースから頭がちょっとはみ出るようなことは多々あります。全長4600mmくらいだと気にならないので、そのくらいに抑えて欲しいなぁと思います。

というわけで、私は全幅よりも全長の方が気になります。

ファブリーズではとれない車の中のしつこい臭いをとるには?

最近は車でタバコを吸わない人も多くなりましたが、それでもタバコの臭いが染み付いた車もまだまだあります。タバコを吸っていたけど禁煙して車の臭いが気になる、知り合いから買った車がタバコ臭い、などなど。

また臭いはタバコだけではありません。車内で嘔吐した場合に臭いが残ることもあります。ペットが粗相することもありますし、カビの臭いもあります。体臭が強い方はその臭いも車内に染みつくこともあるようです。

夏は臭いが気になる季節ですので、車の中の臭いとりについて。

エアコンフィルターにカビが生えている場合があるので、エアコンから臭う場合は交換します。それでも車内に残る匂いについては以下を参考に。

クレベリン

中古車屋が買い取った車のタバコ臭を取り除くために使うのがクレベリンです。クレベリンは二酸化塩素を発生させて、菌やウイルスを除去する商品です。
インフルエンザが流行る季節にドラッグストアの目立つ所に置かれていますが、消臭効果もあります。

臭いの元により消臭効果は異なりますが、アンモニア臭、タバコ臭、ペット臭などにはかなり効果があります。特にタバコの臭いに効くことから中古車業者がよく使う方法がこれです。

クレベリンスプレー 300ml

クレベリンスプレー 300ml

クレベリンには置いておくタイプとスプレーがあります。車内のシートなどに染み付いたタバコ臭は置いておくタイプをしばらく放置、灰皿などにはスプレーを吹きかけてしばらく置いておくと臭いがとれます。またクレベリンを置いた状態でエアコンを付けることでエアコンからの臭いもとることが出来ます。

車の匂いに万能なので、まずはクレベリンを試してください。

ちなみにデンソーは車両用クレベリン発生装置を販売しています。整備工場などでこれを使って臭いをとるサービスを行っています。

www.denso-sales.co.jp

いわゆる特殊清掃で臭いをとる時は、二酸化塩素かオゾンを使うそうです。クレベリンも二酸化塩素なので、いかに強い脱臭力なのかわかると思います。

プラズマクラスター

バカにされることもありますが、シャープのプラズマクラスター発生装置は臭いとりに非常に効果があります。様々なタイプが売られていますが、カップホルダーに置く車載タイプは人気があります。最近はタクシーもこのタイプを使用しています。

ただし、据え置き型の空気清浄機とは違い小型のため力は少し弱めです。空間が広くなるワンボックスでは十分な能力とは言い難いので、後部座席でUSBが使えるのであればシガーソケットと後部座席のUSBとで2つ使うのもいいかと思います。

まとめ

ファブリーズを1本使うよりもクレベリンがオススメです。ファブリーズよりも高くなりますが、臭いのとれかたは全く違います。
クレベリンで匂いが残るようであれば、プラズマクラスターを置いておくのがいいかと思います。

これからのセダンは5ドアハッチバックになる

プリウスは日本国内では唯一売れているセダンでしょう。一応セダンに分類されていますが、構造は荷室が分離していない、3ボックスにはなっていないので、純粋なセダンではなく5ドアハッチバックの方が適切な分類になると思いますが、トヨタはセダンに分類しているのでセダンです。

ところで、プリウスがあのような形状をしている理由は2つ考えられます。
一つは大きなバッテリーを搭載するスペースの確保。もう一つが空力的に燃費を向上させるため。

オーソドックスな3ボックスのセダンでバッテリーを載せるとトランクが狭くなりやすく、また開口部も高くなり使い勝手が悪くなりそうです。

また空力ですが、セダンタイプは空気が後ろに引っ張るように流れるため燃費が悪くなると言われています。レースなどを走る場合も3ボックスは空力的に不利ですが、剛性がそのデメリットを上回るとされます。サーキットを走るわけではない車であれば、剛性のメリットよりも空力のデメリットを避けるのが当然で、それがプリウスの形に現れています。

今後はハイブリッドやプラグインハイブリッド、EVの普及でバッテリーの搭載は当たり前、大型化するものと考えられます。となると、セダンはプリウスのような5ドアハッチバックのようなものが増えると考えられます。

例えば、新しいシビックセダンはファストバック型で、それだけでなくホンダの次期アコードはリアガラスを寝かせた4ドアクーペとかファストバックと呼ばれるスタイルになるそうです。4ドアクーペやファストバックはアウディにも増えています。

次期インプレッサG4(セダン)もファストバックタイプのコンセプトが発表されているので、そういった形状になりそうです。

テスラはモデル3もSもXもファストバックスタイルですので大型バッテリーの搭載に向いたエクステリアデザインであると言えるでしょう。

デザイン、イメージの継承という点を考えても、大型バッテリーを搭載しやすいデザインに順次切り替わっていくのでしょう。

ただ、3ボックスセダンに対する良いイメージは簡単にはなくならないと思うので、日本で言えばクラウンのような車から3ボックスのセダンがなくなることもないと思われます。