ついにニュル最速市販車がEVに!

NextEVという上海のEVメーカーがニュルで市販車最速タイムを更新したというニュース。

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これはEV縛りではなく、市販車という縛りのみ。市販車といっても今回のNIO EP9は148万ドルということなので、量産市販車というとちょっと違う気もしますが(それでも既に6台が販売されている!)、EVもここまで早くなっているのは驚きです。

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ニュルだけでなく、そろそろパイクスピークの総合優勝もEVになるかもしれません2017年から改造EVクラスがなくなりアンリミテッドに吸収され、いよいよエンジンとEVが同等のスピードまで来たということでしょうか。

2016年の総合優勝は8分51秒445でエンジン、2位は8分57秒118でEVでした。ちなみにコースレコードは2013年のセバスチャン・ローブが乗ったプジョー208 T16 Pikes Peakの8分13秒878。この年はコース全体が舗装されて2年目、初めてスリックタイヤの使用が認められた年。それ以降は路面が荒れてきているらしいので、タイムが出る一番のタイミングではありますが、驚異的なタイムです(2013年の総合2位は9分02秒192だったのでコンディションを差し置いても驚異的なタイムです)。

パイクスピークは標高差が約2000mもありますが、標高が高いほど酸素は薄くなります。ガソリンエンジンとは違いEVの出力は酸素濃度に依存しないので、パイクスピークはEVが有利になるのではないか?と言われていましたが、今年はどうなるでしょうか。

事故が減っても自動運転車の保険料は高くなる?

自動運転で任意保険が高くなる可能性があるという話があるようです。
いわゆる自動ブレーキを搭載している車の任意保険は安くなるようになりましたが、逆に保険料が高くなる可能性とはこれいかに?

保険料が高くなる可能性と指摘されているのは2点、単純に自動運転などを搭載した車は修理費用がかさむため、というのが1点。もう1点は運転者以外の責任に対する保険をカバーする必要が生まれる、という指摘。
世界で一番有名な投資家、ウォーレン・バフェットも自動運転車は保険市場の脅威になる可能性を指摘しています。

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安全装備による自動車の高価格化は新車価格でも明らかです。エアバッグやABSだけでなく今後は横滑り防止装置も必須となります。さらに自動ブレーキや自動運転などの装備が加わり、一層自動車は高いものとなります。

当然、修理費用もかさみます。自動ブレーキなどのカメラやセンサーの位置が狂うと正常に作動しませんので、調整も必要になるでしょう。より高度な自動ブレーキや自動運転になるほど正確な調整が必要になると考えられ、部品だけでなく工賃も高くなる可能性があります。

一度事故が起こると修理費用がこれまでよりも高くなるため保険料も高くなる、という理屈です。一方で、事故そのものが減ることは間違いないので、保険加入者全体では修繕費用が減る可能性もあります。修理費用が倍になっても事故が半分になれば保険料は高くなりませんが。

もう一つ、自動運転の事故は誰の責任なのか?という点です。これについては各国で各団体が議論していますが今のところ結論が見えていません。ただ、自動車メーカーも責任を負う必要があるだろう、という方向にあります。では自動運転のシステムの責任をどう負担するか、これが難しい問題です。

新車価格に自動運転に対する保険料を上乗せする案、自動車保険で賄うという案などがあります。人間が運転に全く関与しないレベル4、レベル5クラスの自動運転になると所有者側は運転に関しては責任を追わないものの、整備などでは依然として責任を負うことになり、所有者の責任は全くなるなる事はないと考えられます。

人間が運転に関与するレベル3の自動運転では運転に関しても責任が生じます。そのため自動運転のシステムに対する保険、運転者としての保険の2つをユーザーが支払うことになり、保険料は高くなる(もしくは車両価格が高くなる)可能性があります。

さらにシステムのハッキングに対する保険も必要になるという意見もあり、あれやこれや、これまでになかった保険が必要になるという見方が強くなっています。

まとめ

自動運転は少しでも早く実用化されて欲しい技術ではありますが、レベル4やレベル5クラスの自動運転を庶民が所有できるかというと、20年は先のような気がします。

ホンダがフィトとグレイス、マイナーチェンジでホンダセンシング搭載

ホンダがフィットとグレイスのマイナーチェンジについてサイトで告知を行っています。マイナーチェンジ後の詳細はディーラーに行くと教えてもらえるそうです。マイナーチェンジについてはディーラーで教えてもらえることは珍しくありませんが、本体がはっきりと発表することでディーラーも営業しやすくなるでしょうね。

飽きっぽいというか堪え性のないホンダですが、マイナーチェンジ後のフィットとグレイスの画像を見る限りでは、現行とそれほど大きくは変化せずジェイドやフリードなどと同じフロントフェイスの路線で行くようです。日本向けについては詳細が発表されていないシビックのような、ムキムキというかガンダムのような感じからは離れるようで、私としてはいいんじゃないかと思います。

Honda | コンパクトセダン「GRACE(グレイス)」の改良モデルをホームページで先行公開


グレイスは今となっては貴重な5ナンバーサイズのセダンですが、スポーティーさを強調するようです。5ナンバーサイズのセダンのユーザーは年配の方が中心のような気がしますが、若い人にも向けて売っていこうということでしょうか。

Honda | 「FIT(フィット)」の改良モデルをホームページで先行公開

グレイス、フィットともに衝突被害軽減装置、ホンダセンシングの搭載が大きな改良点です。特にフィットでは待望というか、やっとの搭載です。ホンダセンシングは他のメーカーの自動ブレーキと比べるとその性能はやや劣るというのが今までの評価でしたが、フィットに搭載されるものは改良されのか気になるところです。

今のところ公開されている画像ではコンビシートが気になります。外装にはツートンカラーが増えていますが、内装では珍しいような気がします。ホンダはN-BOXなどでツートーンを採用していますが、フィットでもルーフ部分の色を替えた限定モデルなんてのも考えているかもしれません。