即位祝賀パレードでキャデラックが使われていた理由

天皇陛下即位パレードで両陛下はセンチュリーの特注オープンカーに乗っていましたが、その前後はキャデラックのオープンカーでした。
そこには驚きの理由が!ありそうですが、残念ながらわかりません。
ということで少し調べてみました。

使われていたのはキャデラックのSTSという車で、既に型落ちです。
2011年に終了したモデルなのでちょっと古く、中古車で100万円しないものを見かけると思います。
なので、新しく購入したものではなく以前からパレードやパレードの警備などで使われていたものと思われます。
では、いつ使われたものかと思って検索してみましたが出てきません。
パレードというとオリンピック。
2016年に行われたリオデジャネイロオリンピック後のパレードでは白いクラウン(S21型)のオープンカーが使われていましたがキャデラックはなさそうです。
2012年のロンドンオリンピック後のパレードは赤いクラウン(S20型)のオープンカーでした。
2008年の北京オリンピックもクラウンは使われているようですが、キャデラックは
オバマ大統領、トランプ大統領が来日した再の護衛の車列でもオープンカーは使われていないようです(ハコ乗りに便利そうだから使っているかなと思いましたが流石に危ないでしょうね)。

では、いつ導入されたのか謎のままかと思いきやあっさりと出てきました。
LT1のフォトギャラリー「2012年警視庁年頭部隊出動訓練『CADILLAC STS儀礼用オープンカー』」 | シボレー カプリス - みんカラ
この記事によると2011年に3台が導入されたようです(予算は2010度のようです)。
皇室関係で使われるようで、お披露目?されることもあるようです。
www.youtube.com
この動画を見るとかなり古い車も現役のようでキャデラックSTS以外は全部フェンダーミラー、ヘッドレストすらないクルマばかり。
なので、単純に新しいからキャデラックSTSが使われたのでしょう。

ヤリスGR-4を妄想する

トヨタがヤリスGRのテザー画像を公開しました。

GR-4という文字から四輪駆動でしょう。そして、リアフェンダーがかなり張り出しています。
もうすぐ正式発表ですが、それまで待てないので妄想しました。

可能性1%未満

この特徴的なフェンダーを見るとどうしても考えてしまうのが、グループB。プジョー205 T16やルノー5ターボ、新しいものではルノー・クリオV6。
エンジンをリアミッドシップに配置し2リットル4気筒ターボでAMG A45に対抗出来る出力。
まずないでしょう。
エンジンは3気筒の1.6リッターになるとか。

可能性30%未満

全日本ラリー選手権ではCVTヴィッツが参戦していますが、このヴィッツはエンジンの回転数を一定に保つようにCVTが設定されています。
car-me.jp
カーブの進入も出口も出力が最高になる回転数を維持することが出来るので速いというわけです。
CVT自体はノーマルと同じらしく制御だけが変更されているようなので市販車へ搭載することは可能だと思いますが、あんなにフェンダーが出っ張った車にCVTの組み合わせはあまり歓迎されないのかなぁと思うと可能性は低めと予想します。
トランスミッションはMTの他に6速ATもあるとか。

可能性40%未満

四輪駆動の方式ですが、後輪をモーターのみで動かしてみてはどうかと妄想します。
早い話がホンダのSH-AWDです。
可能性としてはあり得ると思うのですが、技術としてトヨタが持っているのかわかりません(E-Fourのモーターを大きくすればいいってものでもないでしょうし)。
もしかしたらスバルが開発していて「最高に気持ちいいAWD」として早くも結実するのかもしれません。

可能性50%

スバル版も登場する可能性があります。これは以前から雑誌などで書かれていたことですが、WRXよりも小さいサイズのハイパワーAWDトヨタとスバルから登場するという話がありました。
ほんとかいなと思っていましたが、あのフェンダーの張り出しを見るとヤリスGR-4のスバルバージョンも十分にあり得ます。
「最高に気持ちいいAWD」はヤリスGR-4の可能性は非常に高いでしょう。

可能性80%

普通のヤリスにはE-Fourも設定されていますが、ヤリスE-Fourのリアサスペンションは専用のもの。FFはトーションビームですがE-Fourはダブルウィッシュボーンが使われているそうです。
恐らくGR-4についても専用のサスペンションが用意されるでしょう(C-HRあたりから流用かもしれませんが)。

可能性90%

3ドアがベースとなる可能性は結構高いと思います。ヴィッツGRMNも3ドアでした。
ただ、スイスポも5ドアになってしまいましたし、ヴィッツGRでも3ドアは導入されませんでした。
なので可能性は100%とは言えないかなぁと。

まとめ

リアウインドウが寝ているのか、それとも屋根が低いのか、少し小さく見えます。なのでボディは専用なのは確かじゃないかなぁと思います。

追記

web.motormagazine.co.jp

モーターマガジンの記事を見ると、リアはダブルウィッシュボーンで3ドア、E-Fourではないようです。
スバルとの協業ではないことも匂わせています。
ということは、”最高に気持のいいAWD”は他にあることになります。

追記2
car.watch.impress.co.jp
だいぶ詳細がわかってきました。
専用の3ドアで、やはりリアにかけて天井がかなり低くなっています。そのせいでしょうか、定員は4名のようです。
エンジンは3気筒ですが、これはプラットフォーム的に4気筒を積めないからだとか。
リアディフューザーが付いていませんが(小さいのが付いている?)、オプションでしょうか。

グランエースはフルサイズなのか?

トヨタハイエースよりも大きいグランエースを国内に投入します。
グランエースは全長5300mm、全幅1970mmと国内では巨大なサイズ。一部のメディア(本当に一部ですが)ではフルサイズと紹介している記事もありました。
さて、グランエースはフルサイズなのでしょうか?

そもそもフルサイズに特に決まりはありません。
ja.wikipedia.org
アメリカの最も大きいサイズ、5.5~6m程度のものをフルサイズと呼び、それよりも小さいものにミニをつけるようになりました。
ミニバンのミニは非フルサイズという意味で、フルサイズより小さいバンはなんでもかんでもミニバンになります。
なのでアルファードもセレナもシエンタもミニバンです(シエンタやフリードはコンパクトミニバンと呼ぶのが一般的ですが)。

CセグメントなどのセグメントだとフルサイズはFセグメントに相当します。Eセグメントまでは使われますが、Fセグメントと呼ばれることは少なく、大抵はフラッグシップの方が使われます。つまりFセグメントよりも上は現状なく、FセグメントのFはフルサイズのFでフラッグシップのFと言えるでしょう(言えないでしょう)。

ピックアップトラックではフルサイズは未だに健在ですが、それ以外のジャンルではフルサイズは減っています。
例えばセダンですと北米トヨタはアヴァロンをフルサイズセダンと呼んでいます。
www.toyota.com

アヴァロンの全長は5mを切るので、フルサイズと呼ぶには少々物足りないサイズですが、トヨタとしては最大サイズのセダンなのでそれでもいいのでしょう(レクサスLSはアヴァロンよりちょっと大きいです)。
北米向けのトヨタではグランエースの全長5.3mを超えるのは恐らくピックアップトラックのタンドラ(全長約5.8m)だけ。バンのSIENNAは全長5.1mを切るサイズ、SUVSEQUOIAは全長5.2mちょいでグランエースよりも小さいサイズ。
国内では巨大なグランエースも北米ではまだまだ小さいサイズでしょ?なんてイメージもありますが、そんなことはなく北米市場に投入しても最大級のサイズになります。

なのでジャンル的にもメーカー的にもグランエースは最大サイズになり、フルサイズと呼んでもいいのではないかと思います。

トミカ No.113 トヨタ ハイエース (箱)

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