新型クラウンの発表が楽しみ

新型クラウンがどうやらリーク通りだったという話と、RSというグレードが妙な感じという話です。

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クラウンがモデルチェンジして大きく変わる、というのは中日新聞が「セダンプラス」という言葉を使ったのが最初でしょうか。
いや、その前からSUVになるという話が出てきていたような。
初出はともかく「セダンプラス」という言葉が使われるようで、リークだったのでしょう。
意匠登録で明らかになった外装は、SUVというよりは、クロスオーバーに近いもので、クロスオーバーというよりも、BMWのGTに近いもの。
SUVはまた別にあるようです。

新型クラウンの中身は先に発表されたレクサスの新型RXに近いものです。
RX500h Fスポーツパフォーマンスというグレードが発表されていて、これはRSに相当するようです。
新しいクラウンRS、ハイブリッドなのに6速ATです。
トヨタのハイブリッド、THSは電気式無段変速機というタイプなので、6速ATはTHSとは別のハイブリッドを採用していることを示しています。
電気式無段変速機じゃないTHSは、CVTと組み合わせたエスティマハイブリッドのTHS-C以来だとか。
6速ATとの組み合わせの名称はTHS-Rになるでしょう。

6速ATはトルコンのないタイプの湿式多板クラッチマツダのCX-60やメルセデスAMGスピードシフトMCTと似たものでしょう。
トルコンレスだと、ドグクラッチを採用したルノーのEテックハイブリッドも同じ思想。
とにかくコンパクトにしないと。
FFのルノーは4速、FFのトヨタが6速、FRのマツダは8速、FRのAMGは9速と違いはありますが。
最近の流行りとも言えますが、今後も増えるかというと疑問です。
燃費のためというよりも、味付け重視に思えるので。

一方で、味付け重視、走りを重視しているのであればスポーツカーへの利用もあるでしょう。
ただ、仮称THS-Rは横置きエンジンと組み合わせたハイブリッド。
横置きエンジンとの組み合わせをスポーツカーに流用するのであれば、MR2のような前後ひっくり返したような後輪駆動がワンチャンあるのかも。

あと、気になるのがフロントモーター。
ベストカーが出している新型クラウンの諸元表を見ると、フロントモーターの出力がけっこうあります。
結構というか、めちゃくちゃあります。
ISGやBSGと呼ばれるタイプよりもずっとずっと高出力。そんなモーターがフロントに収まるのか不思議でなりません。
新型RXの内装を見ると後部座席にトンネルがあるので、そこに収めているのでしょうか?
ベストカーの紙面に、6速ATを組み合わせたRXのクラッチの位置が書いてあったような気がするので確認します。

それにバッテリー。
バイポーラ型のニッケル水素を使うのはいいのですが、RSは車重から考えるとPHEV。
PHEVにニッケル水素が使えるのなら、EVにも使える可能性があるのでは?
ニッケル水素がEVに使えるとなると、ゲームチェンジャーとまではいかなくとも、かなり大きいのでは?

とにかく、新型クラウンの諸元を見ると謎が多いし、その分期待も出来ます。
外観を含め、トヨタっぽくない車になるのは間違いないでしょう。