マツダのソフトウェアアップデートは小さいけれど大きなニュース
マツダがMAZDA3、CX-30のソフトウェアアップデートの提供をはじめました。
工賃別で4万6200円とのこと。
従来にはなかったこのサービスですが、どうしてなかったのかというと諸元が変更されるためです。
諸元が変わると型式も別になってしまい型式認定をやり直し、車検もやり直しということになるのですが、制度が少し改正されて改めて型式認定をせずにソフトウェアアップデートが可能になりました。
当然条件はありますが、これによりメーカーがモデルチェンジをすることなくパソコンやスマホのようにソフトウェアアップデートを行うことが可能となります。
今回はエンジン制御ですが、いずれはテスラのように運転支援関係のソフトウェアアップデートも行われるのではないかと期待されています。
他にはEVやPHVなどではバッテリーがヘタってきたあとの管理を変更するようなアップデートもあるんじゃないかと予想します(新しいバッテリーの場合、実際の使用によるへたり方は十分に予測出来ないと思われるため)。
ユーザーからすると今回のアップデートに4万6200円も取るのかという気にもなると思いますが、恐らくは車検などと一緒にすることで多少の割引もあるでしょう。
それに当然、開発コストがかかっているわけで、メーカーからすると売ってからもう一度儲けようなんて考えではないと思います(むしろ採算割れかもしれません)。
対象はSKYACTIV-D 1.8、ディーゼルエンジンですが、恐らくはエンジンにススが溜まった状態で、それも個々に状態が違うものに一律にアップデートしてメーカーの狙い通りに上手く機能するのか少し疑問はありますが(あとは燃費が目に見えて悪くならないか、とかも)同様のサービスが広がればと思います。