ライバルに対するエクリプスクロスPHEVの一番の強みは

以前から予告していたエクリプスクロスPHEVの詳細が発表されました。

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公式コンテンツとしてエボXとの比較が準備中になっているので自信のほどが伺えます。

PHEVの追加にあたりエクステリアデザインとサイズが変更されています。
フロントデザインはそれほど大きく変わった印象はありませんが、リアはかなり変わっています。
以前のエクリプスクロスはダブルガラスというやつでしたが、普通のハッチゲートに。そして三菱らしいデザインに。
三菱は妙にリアデザインを似せる傾向がありますが、以前のエクリプスクロスはそれから外れていましたが、新しい方は三菱っぽくなりました。
エクリプスクロスは日産との共用がないからでしょうか、マイナーチェンジでより三菱らしさを詰め込んだのかなと思われます。そのアピールとして三菱らしいリアデザインに変更したのでしょう。

ライバルはRAV4 PHV

ライバルはもちろんRAV4のPHVになるでしょう。
RAV4のPHVは予想より安いと言われていましたが、エクリプスクロスPHEVは更に安くしてきました。上位グレードで100万円近い差があります(恐らく両車ともに値引きはほとんどないと思われます)。
しかも、動力性能は同程度。
さらに、Vehicle to Homeという車のバッテリーを(災害時など)家の電源として使う場合は10日分に相当するとしています。
1日分の使用電気量をどの程度想定するかにもよりますが、RAV4の方は3日としているので電池容量が大きそうですが、EV後続距離(バッテリー走行)はRAV4 PHVが95kmに対してエクリプスクロスPHEVは57.6kmと6割くらい。
燃費はRAV4の22.2km/Lに対してエクリプスクロスPHEVは18.6km/Lと落ちます。
車のサイズを考えるとRAV4が異常なくらいの燃費なので燃費の勝負は分が悪い。

一方でサイズはエクリプスクロスPHEVかなと思います。
エクリプスクロスは全長が大きくなって4545mm、全幅は1805mmと比較的扱いやすいサイズ。
対してRAV4は全長こそ4600mmと似たようなものですが北米がメイン市場ということもあり全幅は1855mmと結構広め。場所によっては駐車場の幅ギリギリになります。

注文出来ることが一番の強み

RAV4 PHVに対するエクリプスクロスPHEVの一番の強みは現在のところ注文出来ることでしょう。
RAV4 PHVは売れすぎて現在注文を受け付けていない状態(恐らく価格設定を下げて儲けがほとんどないので台数は作りたくないのかなと邪推しています)。対してエクリプスクロスはいくらでも注文を受けてくれるでしょう。

まとめ

アウトランダーPHEVのシステム自体は評価が高いのでエクリプスクロスPHEVもシステム自体に不満は出てこないと思われます。
あとは外装と内装が気に入ればRAV4よりこちらを選ぶ価値は高いでしょう。