ドイツでテスラの「オートパイロット」の名称を禁止する判決が出ました。まだ確定ではなく、テスラは控訴が可能とのこと。
テスラは運転支援機能を「オートパイロット」と呼んでいますが、完全な自動運転と誤認させるという判断です。
オートパイロット中の事故動画は時々ありますが、最近では台湾での事故がありました。横転したトラックの荷台にテスラのモデル3が突っ込むというものです。
直前にドライバーがブレーキを踏んだことや、荷台が比較的柔らかかったためドライバーは軽症だったようですが、非常に危険な事故には間違いありません。
こういったオートパイロット中の事故は度々起きていて、オートパイロットを完全な自動運転と認識するのは誤りです。
そういった意味でドイツの裁判所は「オートパイロット」は大げさすぎると判断したのでしょう。
「オートパイロット」だけでなく日産の「プロパイロット」の名称も一部では問題視されています。
国土交通省の自動運転に関する有識者会議で「オートパイロット」と「プロパイロット」の名称を指摘したものがあるのですが、今の所国内では行政指導などもないようです。
プロパイロット2.0は同一車線上で手放し運転が可能ですが、今後国内で事故が起きた時に弱っている日産の名称が叩かれる可能性は十分にあると思うのですが、事故さえ起きなければそれは杞憂でしょうか。