ホンダはEVにFFは必要ないと考えているっぽい

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この記事ですが、次世代EV用パワートレーンとされるものの写真を見るとフロントドライブユニットにはAWD用とついています。
リアドライブユニットには特に但し書きのようなものがついていません。
ということは、FFに相当するEVは作らないのでしょう。
実際、今度発売される「Honda e」はリアドライブとなっています。

ホンダ e、モーターは最大出力150馬力に…最新プロトタイプの画像 | レスポンス(Response.jp)

リアドライブに150ps、最大トルク30.6kgmの組み合わせは中々すごいものになりそうですが(現行リーフとほぼ同じです)、問題は車重です。
現行のリーフは1500kg前後、e+になると1670kg。通常のものは40kWhのバッテリーでe+は62kWhのバッテリーとなっています。

バッテリーの重さは10kWhあたり80kg程度でしょうか。
「Honda e」の航続距離は200km以上となっているので、バッテリーはリーフよりも小さい30kWh前後かなと思われます。
そうなると車重は1400kgを切るくらい、1350kgだとしてもフィットよりも200kgも重くなります。

EVはバッテリーの分だけ車重が重くなるので、重い車を少しでも軽快に走らせるためにEVはリア駆動かAWDのどちらかを採用ということでしょう。

テスラもi-MiEVもリア駆動ですし、FFのリーフが珍しいだけなのかもしれませんが、コンパクトカーがリア駆動に回帰するのはなんとも面白いと思います。