トヨタ車が一台一億円を越える可能性

トヨタのGRスーパースポーツコンセプトが本当に販売されるかもしれません。

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ルマン24時間耐久レースを含む、WEC世界耐久選手権で2020年からハイパーカーというカテゴリーが作られることが決まりました。
トヨタは今年もLMP1というクラスで参戦していますが、ワークスは軒並み撤退してトヨタのみと寂しい状況。
そこで参戦しやすいハイパーカーというクラスを新設することになりました。純然たる競技用のLMP1とは違い、市販もされる超弩級スーパーカーをベースにしよう、というクラスです。

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ベースとなるモデルは2年間で20台を製造することが条件となっているようです。記事によっては製造ではなく開発としているものもあり、販売するどころか実際に製造されるかどうかも怪しい気がしますが、トヨタは以前からやけに前向きだったので市販する可能性は十分にありそうです。
というのも、この規定とは別にハイパーカーと呼ばれるものがいくつか販売されたから。

メルセデス・ベンツAMGプロジェクトワンは1.6リッターのF1に使われるエンジンを採用したもので、アストンマーチンのヴァルキリー(AM-RB001)はV12で今回のハイパーカー規定にかなり合致していそうなもの。
マクラーレンのスピードテールはナンバー取得可能で最高時速が400キロを越えるとされます。
このように様々なメーカーが2億~4億円というとんでもない車を販売しています。

似たようなものとしては過去にホモロゲーション取得のため公道走行が可能なものを25台以上製造する必要があった、メルセデス・ベンツのCLK-GTR、ポルシェの911 GT1が販売されました。
販売はされませんでしたが、日産のR390も有名です。
ホモロゲとは関係なく作られたマクラーレン・F1はハイパーカーの元祖というべき存在かもしれません。

WECのハイパーカー規定には一番乗りのアストンマーチントヨタの他には耐久レースが得意なポルシェ、メルセデスの参戦の可能性は高いと思われます。

こういったハイパーカーか市販されるといっても、一般人にはまったく関係のないことですが、夢があっていいんじゃないかと思います。
トヨタのものはデモランくらい見られる機会はありそうですが。