右直事故は不条理

大津市の事故で園児が亡くなりました。
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事故はいわゆる右直、右折と直進の接触事故とのこと。
現場写真と記事を読む限りでは直進していた軽自動車より右折車の過失が大きいと思われます。
いずれも信号は青、直進の軽自動車の前方部分で接触したとのことで、右折車がかなり無理をしたのではないかと思われます。
こういった無理な右直事故は右折の過失割合が高いのですが、7:3くらいが基本で直進車の過失も意外なほど認められます(直進車の損傷と停車位置を見ると少なくとも直進車は法外なスピードを出していたとは思えませんが、それでも8:2か9:1で直進車の過失がゼロとはならないでしょう)。
正直、右直事故の過失割合は直進車にとって不条理です。さらに今回の事故では園児に突っ込んだのが直進車ですので余計に不条理です。
今後、事故現場ではボラード(歩道に生えてる棒)が設置されると思われますが、同様の事故が起きた際にドライバーは衝突を避ける方向へハンドルを切るので、ボラードに衝突させて車を止めるというのは難しく、交差点事故で歩道に突っ込むことを防ぐのは難しいのが現状です(信号にあわせて動作するライジングボラードを設置することが出来ればいいのですが、設置費用を考えると現実的ではありません)。
(今回の事故も直進車が衝突後に歩道へ突っ込むことを予測して右へハンドルを切ってあえて右折車にぶつける、もしくは衝突後に信号の支柱に衝突させるハンドル操作が出来ればここまでの惨事には至らなかった可能性はありますが、そんな事を出来る人はまずいないと思いますし、自動運転でも無理でしょう)
このような事故を知ってもスマホをいじりながら運転する人がなくならないのは不思議でなりません。