スバルかトヨタがMRを出すよりもカローラクーペの方があり得る

トヨタがMR-2かセリカみたいなのをまた作りたい、なんて話が数ヶ月前から出ています。
その流れでしょう、MR-2のようなエンジンを後ろに配置したものをスバルと協業で出す可能性が高い!なんて言い出すサイトも現れてきました。
ちょっと前はマツダと協業する可能性があると言われていましたが、ご破産になったのか。マツダとの協業はロータリーエンジンを使ったレンジエクステンダーEVだったからか、最近はそういう記事がなくなりました。
ちなみに、スバルはWRXをそのうちプラグインハイブリッドにすると明言しています。
エンジンだけのスポーツカーでは排気ガス規制を乗り越えられないためでしょう。
PHVになったWRXがどんなパッケージングになるのか、考えれば考えるほど、私はエンジンが後ろになるのではないかと思うのです。
PHVは時速100km程度まではモーターで走り、それ以上はエンジンで走るのが基本です。
普通のセダンならエンジンを前に置いて前輪を回転させ、モーターは前輪でも後輪でも好きな方を回せばいいのですが、WRXのようなスポーツカーとなるとスピードが乗っている時はエンジンで後輪を回したい。
なぜなら、エンジンを前に置いて後輪を回す場合、動力を伝達させるプロペラシャフトが必要になりますが、エンジンを後ろに配置することでプロペラシャフトが不要になるから。
プロペラシャフトが不要になった分、バッテリーを置く事もできるでしょう。
というわけで、いずれ、スバルはエンジンを後ろに配置するのではないかと予想しています。
ちなみにルノーがトウィンゴでRRを採用したのも、将来的にエンジンをリアに配置することを考えてではないのかと思うのです。
WRXに話を戻すと、スバル自慢のAWDは前輪をモーターで回せばよろしい(ホンダみたいに)。
ただ、エンジン後ろに配置すると、どうしても荷室は狭くなりそうです。
スバルの水平対向エンジンを出来るだけ低く配置させ、荷室を確保する必要があります。
そこでピコーンと閃くわけです、リアエンジンのスポーツカーにもなると。
BRZと86は同じようなものを2社から販売していますが、スバルでは実用性を考えPHVでAWDWRXとして、トヨタではPHVは取り外してエンジンだけの2シーター道楽MR(もしくはRR)コンパクトスポーツとして販売する可能性はあるのかもしれないと思っています。
ただ、新しいスープラがケイマンを意識しているのは明らかなので、トヨタがMR(もしくはRR)を欲しいと考えているかというと、ないのかなぁと思います。
こんな妄想よりも、現実的なのはカローラのクーペ版でしょう。
スープラの安いのは86よりちょっと高いくらいにすると話しています。小型スポーツは86よりも少し安いものにして、86とスープラとあわせて三兄弟としてステップアップしてもらうことを考えているようなので、作るならカローラをベースにしたクーペになるのでは?
少し大きなコペンも考えられますが、そこまで小さいと趣味性が高くなりスポーツカーのエントリーモデルとしては適さないかなぁと思います。
ある程度の実用性を考えるとカローラクーペでしょう。