ファミリーカーはワンボックスでいいのか問題

セレナ、ノア、ステップワゴンなどのワンボックスタイプのミニバンが人気です。
3列シートで広く、天井が高いので圧迫感がなく、両側スライドドアで便利と至れり尽くせりのように思えますが、逆にそれはデメリットでもあります。
というわけで、ワンボックスのデメリットについて。

空調が効きにくい

室内スペースが広い分、空調は効きにくくなります。特にセレナe-Powerは真冬がどうなるのか気になるところ。ハイエースだと透明なビニールのカーテンで荷室を区切ることがありますが、ファミリーカーではちょっとかっこ悪いというか。ダウンサイジング化と熱効率の向上でワンボックスの暖房はどんどん効きが悪くなるでしょう。

酔いやすい乗り心地

背が高いので。背の低い車では車酔いしないけど、ワンボックスは酔う、という方もいます。ステップワゴンだと酔わないけどセレナだと酔う、という話も聞きます(不思議と逆は聞いたことがありませんが、好みとかだと思います)。
ワンボックスは背が高いのでロールセンターが高く、乗り心地はどうしても悪くなります。振動や突き上げではなく、車酔いしやすい乗り心地の悪さなので弱い方はよく検討した方がいいかと。

スライドドアが高い

ワンボックスは後部座席が両側スライドドアになっていますが、スライドドアは修理費用が高額です。分解点検だけでも数万円、動きの調子が悪くなって修理なら30~40万円程度かかることも珍しくありません。
普通のヒンジタイプのドアなら交換しても20万円かからない方が多いでしょう。動きが鈍くなるということもないので事故でもない限りは交換することもありません。
スライドドアは便利な分、高価です。

まとめ

特に乗り心地に関してはどうしようもないので、酔いが気になる場合は若干背の低いエルグランドやワゴンタイプのミニバン、オデッセイを検討してみては?