よく捕まる交通違反ランキング

警察白書から捕まっている交通違反を見ていきます。

平成29年警察白書 統計資料|警察庁Webサイト

5章が交通関係の内容になっています。エクセル形式のファイルでダウンロードが可能です。

  • 1位スピード違反
  • 2位一時不停止
  • 3位携帯電話

警察白書を見ると圧倒的に多いのがスピード違反です。約24%なので全体の1/4。次は一時不停止、その次は携帯電話。この3つで全体の6割弱。この3つは積極的に取締りを行っているので違反件数が多くなっているのでしょう。取り締まっているから多いのか、違反が多いから取り締まるのか、どちらが先かわかりませんが、スマホをいじりながらの運転は見てる限りではますます増えているような気がします。携帯電話は基礎点数1点と2点の場合があり、持っていると1点、使っていると2点になります。

  • 4位通行禁止
  • 5位信号無視

ベスト3に続くのが通行禁止、信号無視、この2つはそれぞれ全体の1割くらい。交通違反の8割は上位5つで占められているわけです。
通行禁止はスクールゾーンやバス専用レーンなどが多いと思います。信号無視はたま~に見かけますがそれで捕まっているところは見たことがないので、1割、70万件以上もあることに驚きます。黄色で侵入したつもりだけど信号無視で捕まった、という書き込みはちらほら見かけますが、それが年間70万件も捕まっているのでしょうか。実際にむちゃなタイミングで交差点に入ってくる車は見かけますが。

  • 6位駐停車違反
  • 7位通行区分違反
  • 8位歩行者妨害
  • 9位踏切不停止

違反はさらに駐停車違反、通行区分違反、歩行者妨害、踏切不停止と続きます。歩行者妨害が1.6%、踏切不停止が1.4%と同じくらいです。1.5%でも約9万5千件の違反なので、結構取締りをやっているのでしょう。
通行区分違反で多いのは原付きで右側車線を走る、交差点の前後で車線変更があります。他には直進レーンから右左折、右折レーン(左折レーン)から直進なども通行区分違反になります(正しくは指定通行区分違反で通行区分違反が2点に対し指定通行区分違反は1点と異なります)。

歩行者妨害というのは、信号のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいるのに一時停止しない、というやつです。信号のある横断歩道でも歩行者の足を止めるような動きをすると歩行者妨害にあたります。歩行者との事故につながりやすいということから、地域によっては警察が隠れて取締りを行っているようです。実際に過去の統計と比べると歩行者妨害の割合は徐々に増えています。

  • 10位右左折方法

その次が右左折方法。これは原付きで二段階右折をしなかった、というものが多いと思われます。他には右折時の小回り(交差点手前で曲がり始める)も右左折方法違反にあたります。左折前は予め左側に寄る、右折時は右側に寄るとなっているので、一度右側に振ってからの左折も右左折方法違反にあたる可能性はありますが、取締りが行われているのかわかりません。