信号のない横断歩道で止まった方がいい理由

信号のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいた場合は止まった方がいいというか、止まることが義務ですが。現実のところは止まらないドライバーがほとんどです。

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先日、信号のない横断歩道を渡った時、1台の車はそれほどスピードを落とさずに走ってきました。それでも私は(転ぶなどのアクシデントがなければ)十分に横断歩道を渡れるタイミングだったので(私には)危険はないのですが、私を見て大丈夫だと判断したのか、私が渡りきるくらいのタイミングで自転車が横断歩道に飛び出し、あわや死亡事故。自転車が止まり、自動車は反対車線まではみ出して避けたので何もありませんでしたが対向車などタイミングが悪ければ事故が起きていてもおかしくない状況でした。道路には生け垣みたいなのがあり、自転車側も自動車側もお互いが見えにくかったと思いますが、事故の際はドライバー側の責任がかなり重くなったことでしょう。

死亡事故の原因の1位は安全運転義務違反、2位は歩行者妨害等、3位がスピード違反。信号のない歩道で止まらないことはスピード違反よりも死亡事故の危険性が高いことは知っておくべきでしょう。また、横断歩道での死亡事故は直進中の方が多く、交差点でも直進中が7割、夜間ではほとんどが直進中に起きているそうです。

つまり、信号のない横断歩道で止まらない運転は、死亡事故に繋がる可能性が高い運転です。スピードを出しすぎないことが安全運転であることは確かですが、スピードを出さないことが安全運転の全てではありません。

歩行者を確認できても止まりにくいこともありますが、止まれるような運転こそが安全運転と言えるでしょう。