ダイソンはどんなEVを作るのか?

www.sankeibiz.jp

この記事ではEV開発に10億ポンド(約1500億円)を投資し、動力源となる全固体電池の開発に同額を投じるとあります。

forbesjapan.com

この記事では1000万円を超える高級車を作るのでは?と予想しています。

www.nikkei.com

この記事では開発に20億ポンド、「スポーツカーでも格安車でもないものになる。他社の既存EVとは根本的に違ったものになる」(ダイソン氏)と書いてあります。

元々のソースは同じだと思いますが、3つの記事で結構バラバラです。この3つの記事を見て、思ったのは電気自動車は資金を集めるための、いわば客寄せパンダで本命は全固体電池の実用化、量産では?という気がします。全固体電池の用途は電気自動車に限定するものではないので、電気自動車以外へも広く使うことが可能で、大儲けが期待できます。

電気自動車自体は旭化成が動くコンセプトカーを発表するくらいですから、(よく指摘されますが)作ることはそれほど難しくないのかもしれません。しかしながら、どうやって売るのか、どうやって整備するのか、を考えると難題はいくつもありそうです。電気自動車はコモディティ化するといわれますが、命に関わるものですし高い買い物になります。この辺はコモディティ化が進んだスマホや家電とは大きく異なります。整備や修理が可能な環境をどうやって作るのかは開発と同じ程度か、それ以上の投資が必要になるのではないかと思います。

ダイソンがどのように販売するのか、これらの記事からは全くわかりませんが、1000万円以上するものに限定するのであれば、販売店舗数も整備拠点も少なくても問題にならないかもしれません。高級車が売れるのはどの国も都市部が中心ですから販売店も整備工場も効率的です。

ダイソンの掃除機も扇風機も高いので、高級車を中心に販売するというのは容易に想像できます。ただ、3000億円も投資して、1000万円の車を何台売れば利益が出るのでしょうか?やっぱり全個体電池の開発が目的ではないのかなぁと思います。

ダイソン コードレスサイクロン式掃除機 【Dyson V8 Fluffy】SV10 FF2

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