ヘッドライトはいつ付けたらいいのか?

法律的には日没(日の入り)から日の出までヘッドライトを付ける必要があります。ただ、これでは遅いということで、日没の30分前からヘッドライトを付けるようにJAFや警察が推奨しています。

ちなみに、どうして日没の30分前かというと、その頃に死亡事故が多いからです。交通事故の発生時間帯は8時、17時、18時頃が多いのですが、通勤通学で車や自転車の交通量が多いことが原因と思われますが、死亡事故だけを見ると、17時、18時の他に、日が長くなる4月から9月までは19時も死亡事故が多くなります。

交通事故が多い8時台の死亡事故は少なく、死亡事故は夕方に集中します。要するに、日没頃に重大な事故が起きやすい。そのため早めにヘッドライトを付けよう、というわけです。

最近は天気予報アプリや、グーグルで””日の出”、”日の入り”、”日没”と検索することで、日の出、日の入りの時刻を簡単に知ることができます。日没の時刻を確認してみるとわかりますが、まだまだ真っ暗という状況ではありません。季節や地域にもよりますが、日没から30分位経つと暗くなってきたと感じ、1時間から2時間程度で真っ暗と感じる、といわれます。

ということは、日没の30分前からヘッドライトの点灯となると、真っ暗になる1時間半~2時間半前に点灯した方がいい、ということになります。

日没時にヘッドライトを付けていない車は7割以上

www.jaf.or.jp

JAFの調査によれば、日没時にヘッドライトを付けている車は全国平均で22.8%と非常に低いことがわかります。なんと7割以上が道路交通法違反!

一方で、アンケートをすると自分はヘッドライトを早めに点灯している、という方が8割いるそうです。早めにライトをつけていると考えている方の半分くらいは日没してからヘッドライトを付けている事になります。

日没時はまだまだ明るいこと、実際に何時頃に日没しているのか知らないため、日没後もヘッドライトをつけない方が多いと思われます。

日没頃は大きな事故が起きやすい時間であること、デイライトが事故減少に繋がることを考えると、暗くなりはじめる前にヘッドライトをつけるくらいがちょうどよさそうです。