車の中でスマホの充電、パソコン、テレビ、電子レンジを使うなら

車の中でコンセントを使うならディープサイクルバッテリーというのを使う手があります。ディープサイクルバッテリーとは車に積んであるバッテリーと似た形をしていますが、性質が違います。

車のバッテリーはエンジン始動時のスターターを回すための大出力に対応していますが、ディープサイクルバッテリーは一瞬の大出力よりも、長く出力する事に向いています。そのためレジャー用、アウトドアや車中泊の際の電気製品の使用のために使われます。

またディープサイクルバッテリーはバッテリーが上がった(ほぼ放電した)状態でも充電すれば問題なく使用が出来ます。車のバッテリーは電気を使い切る(過放電する)とサルフェーションという現象が起き、一気に劣化してしまいますが、ディープサイクルバッテリーはこのサルフェーションが起こりにくくなっているので、エネループのような感覚で使うことが出来ます。

ちなみにサルフェーションというのは、バッテリーを使うことで電極に析出する硫酸鉛が充電によって溶けるのですが、少しずつ溜まったり、バッテリーを使い切ることで硫酸鉛が溶けないくらいに硬くなってしまう現象です。人間でいえば尿路結石のようなものです。

ディープサイクルバッテリーから電源をとるにはインバーターが必要です。もちろん充電するので充電器も必要になります。バッテリー、充電器、インバーターの3つを用意すると、安いものなら4~5万円くらいからあります。

スマホの充電はもちろん、テレビも(インバーターにもよりますが)電子レンジも使えます。車中泊をされる方にディープサイクルバッテリーは人気がありますが、災害時の非常用電源としてなら、スマホの充電やラジオなどに限り節約しながら使えば2~3日はいけると思います。ミサイルが落ちるとは思えませんが、心配な方は検討する価値は十分にあると思います。

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