三菱の新興国向け新型車、エクスパンダーは日本にぴったりでは?

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デリカD:5の後継ではないか?という噂のあったエクスパンダーですが、記事にもある通りサイズ的にD:5よりも一回り小型なので、それとは別でしょう。
ですが、リトルD:5として日本に導入したら、それなりに売れるのでは?と感じさせる三菱らしいデザインです。

ミニバンやワンボックスではなく、MPV、マルチパーパスヴィークルとありますが、SUV風の三菱らしいデザインです。特にリアランプは(私はいい加減に変えてもと思っていますが)ひと目で三菱とわかります。

インドネシアで生産され販売されるそうですが、インドネシアは日本と同じ左側通行で右ハンドルなので、日本導入の可能性もあるかもしれません。

というのも全長4475mm、全幅1750mmという日本でも使いやすいサイズに収まっているのです。インドネシア向けは5ナンバーサイズが多いようで、このエクスパンダーはそれよりも少し大きいサイズのようですが、全幅1700mm未満の5ナンバーサイズに拘らなければ日本では使いやすいサイズです。

小型の3列シート、シエンタなどと比べると一回り大きいサイズですが、小さくまとまっているよりは三菱らしくていいでしょう。車両感覚が掴みやすそうに見える実用的なデザインも全体とマッチしています。

シエンタやフリードと同じくらいの値段で販売されれば十分に勝負出来ると思うのですが、どうでしょう?
ただ、新興国向けは日本に導入する場合は、日本特有の快適装備を用意できないと失敗するので、そこをなんとか出来るかという問題はあります。そもそもヒーターすらないそうですから、そのままというわけにはいきません。

新車価格が高いといわれます。原因の一つは安全基準にもありますが、日本向けの快適装備にもあります。快適装備が省かれた新興国向けモデルを日本に導入して、安い車の選択肢を作って欲しいと思います。とは言え、三菱の場合はミラージュで失敗していますが、それは装備の問題よりも車そのものの魅力が問題で、このエクスパンダーは快適装備がなくても若者向けとして化ける可能性は十分にあるのではないでしょうか?