思っているよりもずっと早くEVやPHVは普及する(世界的には)
- ポルシェは2023年までに全体の半分をEV(たぶんPHVを含めて)
- アウディは2025年までに全体の3割をEV,PHV
- ホンダは2030年に4輪の3分の2を電動化(たぶんEVとPHV)
という目標を表明しています。
既に中国では2016年にEV、PHVが50万台以上売れていて(全体で2800万台なので2%に満たないものの)、かなり広まっています(ちなみにプリウスPHVの月間販売目標が2500台なので中国でのEV、PHVの浸透具合は想像以上です)。
富士経済の予測では世界的には通常の2020年を過ぎる頃にはハイブリッドよりもEVとPHVの方が売れ、2025年頃にはハイブリッドよりもEVの方が多くなると予想されています。ちなみにPHVは2030年頃もハイブリッドを超えない予想です。
このように、かなり早いスピードで電動化が進むものと考えられます。この背景には欧州や北米の排ガス規制と、中国メーカーがEVをどんどんと作っていること、などがあります。日本でも過疎地域のガソリンスタンド不足、という消極的な理由からEVが広まることが期待されています。
日本ではアウトランダーPHVが先行していますが、このシステムを日産も導入すると言われています。ただし発売は少し先の2019年。日産はEVのリーフの新型が今年の9月に発表されますが、PHVよりもEV重視なのかもしれません。
日本で唯一売れているアメ車のジープは次期ラングラーにPHVを用意しているとされます。年内に発表、発売は2018年の予定です。売れているレネゲードにも投入が期待されます。
エンジンが売りであるBMWは一方で電気自動車のi8、i3など、実はEVやPHVに力を入れているメーカーでもあります。これらはテスラよりも販売台数が多いのだとか。
BMWのPHVは既に530e、330e、225xe アクティブ ツアラーなどがあります。BMWはガソリン車に対する価格差がそれほど高くないので、選択肢としてはありかもしれません。
開発中の次期X3は1.5リッターの3気筒エンジンを使ったPHVが用意されるそうです。MINIもクーパーS E クロスオーバーというPHVを日本に投入しましたが、これも1.5リッターの3気筒エンジンを組み合わせたものなので、X3のPHVはこれと同じシステムになるのでしょう。ちなみにMINIのPHVはディーゼルエンジンの近いグレードよりも少し安い値段設定です。
日本ではハイブリッドは予想よりも早く普及しましたが、それ以降のPHVやEVの普及が進みません。国内メーカーももうちょっとPHVやEVの選択肢を増やさないと置いていかれる可能性があるのでは?
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追記
2040年までにエンジンで走る車をやめる、というフランスが発表。自家用車はともかく、2040年までに大型のトラックもEVに置き換わるのかどうか気になります。
大型トラックは燃料電池車になる、と書かれています。