今後は7人乗りSUVが流行る?

ミニバンのブームが去りSUVブームに移ったと言われています。レンジローバーのイヴォークが売れたり、日本ではホンダのヴェゼル以降小型SUVが流行っています。ミニバンには7人乗りのタイプが豊富ですが、人気のSUVにも7人乗りの選択肢が増えそうです。

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7人乗りは大きくわけると席の配置で2種類あります。前から2人+3人+2人という5人乗りの後ろにシートを付けたタイプ、2人+2人+3人で2列目がキャプテンシートとなった最初から7人乗りで作られたタイプの2種類。5人乗りに3列目を追加したタイプは3列目は緊急用と割り切った方がいいかもしれません(車種によっては軽自動車の後部座席よりも狭いくらいなので子供が乗るなど割り切った使い方になりそうです)。キャプテンシートの方がゆったりと乗れますが、3列目のシートもしっかりしている分、5人以上乗ることが少ないのであれば普段は荷物が載せにくく邪魔に感じるかもしれません。

スバルは7人乗りのSUV「ASCENT(アセント)」を開発中です。ニューヨーク国際オートショーで発表されたコンセプトカーは全長5050、全幅1990、全高1840mmとなっています。コンセプトカーのため実際に販売されるものと比べると一回り大きくなっているかもしれませんが、CX-9に近いサイズなので、もうちょっと小さくなって日本でもエクシーガ後継として発売、とはいかないかもしれません。北米向けオデッセイをクロスオーバーにしたような趣で、アセントは2列目が3人掛けではなく2人掛けのゆったりとしたキャプテンシートとなっていて、3列目も十分にスペースがあり、いかにも北米向けという感じがあります。

VWもアトラスという全長5mの3列シートのSUVを投入します。これはアメリカで生産する北米向けで日本への投入はない予定です。レクサスのLSは全長5mを超えるサイズですが、日本でもこのサイズの選択肢が増えて欲しい気もしますが、大きいですよね。

北米向けは以前から3列シートのSUVは珍しくなく、アメリカではマツダの7人乗りSUVCX-9の評判がよいそうです。こちらは大きすぎるためマツダは日本への投入はないとしています。ちなみに全長5065mm、全幅1969mm、全高1716mmです。しかし、マツダはミニバンを止める予定もあり7人乗り需要にこたえるための代わりの7人乗りSUV、CX-6を開発中といわれています。噂されるCX-6はCX-5ホイールベースを長くして7人乗りに対応すると考えられています。

追記
CX-6というネームングが噂されていましたが、マツダは3列シートSUV、CX-8の開発を発表しました。全長は4900mmで6人乗りと7人乗りが用意されるとのこと。2列目が2人か3人となりますが、6人乗りは2列目のシートがゆったりするので3列目のシートは不要でも普段使いにはいいかもしれません。全長4900mmが気にならなければCX-5を考えていた方もこちらも検討に入りそうです。

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プジョーは5008という7人乗りSUVを日本に導入します。基本的には3008をベースとして、ホイールベースを延長。こちらは全長4640mmと7人乗りとしてはそれほど大きくなく日本でも使いやすいサイズです。エンジンは2リッターのディーゼルと1.6リッターのガソリンターボの2種類。コンパクトになっている分3列目は折りたたみのおまけのようなシートですが、普段はそのぶん荷物を乗せやすい構造になっていそうです。

まとめ

SUVでは日産のエクストレイル、三菱のアウトランダーに3列シートもありますが現状ではそれほど注目されていません。日本には未導入ですが、ホンダはBR-Vという7人乗りSUVをアジアを中心に販売しています。こちらはCX-5よりもちょっと小さい全長4456mm。噂のCX-6やBR-Vが日本に導入されるなど選択肢が増えれば7人乗りの需要はワンボックスからSUVに移るかもしれません。