ランドローバーのディフェンダー後継機をスイスの化成品メーカーが作る?

スイス化学大手のイネオスが自動車製造を始めるそうです。
イネオスの会長がランドローバーのディフェンダーの大ファンで、生産終了したディフェンダーを継承する車を作りたくてしょうがなくて始めるようです。

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このイネオスという会社ですが、化学業界では世界で第6位の売上を誇る立派な会社です。化学業界は日本も強く、有名所では積水化学旭化成などがありますが、どちらもセキスイハイム旭化成ホームズという住宅事業があります。どうして住宅事業を行っているのかというと、作るだけでなく消費するために沢山の化成品が必要になる住宅事業を始めたのだとか。

住宅で使われる化成品には壁紙や接着剤、断熱材、外壁材などなど沢山あります。化成品が沢山使われるのは住宅の他にも色々ありますが車もその一つでしょう。塗料や内装材、シートやタイヤ、マフラーに使われる触媒も。ということを考えると化学業界から車製造に乗り出してもおかしくないのかもしれません。

ディフェンダーのような車であればエンジンやミッションは枯れた技術なので外部から調達できるでしょう。電装関係もそれほど難しくないでしょう。最新のトラクションコントロールなどの電子制御は難しいかもしれませんが、ディフェンダーのような古臭いものであればなんとかなりそうです。恐らく1000万円以上、2000万円くらいになるでしょうから整備もなんとかなるでしょう。

このように考えるとテスラに代表される新興車メーカーの可能性はEVに限らないのかもしれません。そろそろヤマハも車の生産を期待したいところです。