車を持っていてもカーシェアリングを使う人が結構いるらしい
カーシェアリングというと、車を所有しない方が使うもの、というイメージが強いと思います。しかし、あるカーシェアリングでは会員全体の約2割が自家用車を所有しているそうです。さらに車の購入を検討中の会員は自家用車を購入後もほとんどがカーシェアリングを続けているそうです。車を所有しているのにカーシェアリングにも入会、利用するのはどういった理由があるのでしょうか?
カーシェアリングとは
カーシェアリングは会員で車を共同使用するサービスです。
カーシェアリングにかかる費用は毎月の基本料金に加え、使った分(使った時間)だけ支払ます。携帯電話の基本料金に無料通話が含まれるように、カーシェアリングの毎月の基本料金にも無料利用料が含まれるケースが大半です。カーシェアリングは使っただけ料金が発生しますが、毎月の基本料金が発生することは抑えておきましょう。
基本料金が発生するので、全く使わない月があると損をしてしまいます。カーシェアリングは車の利用頻度がそれほど多くない方向けのサービスですが、最低でも月に1度か2度程度は車を利用する方に向いているといえます。毎月使うかわからない程度に使用頻度が低く、使うときは半日か1日丸々使うという場合はレンタカーの方が向いているかもしれません。1回の利用時間が短い人に向いているので、買い物などの利用に使われることが多いようです。
なぜ車を持っていてもカーシェアリングを利用するのか?
カーシェアリングは、基本的に車種によらず料金は同じという特徴があります。コンパクトカーも3ナンバーの車も外車も同じ値段で借りることが出来るので、使いみちにあわせて車を選ぶことができます。
たまにしか運転しないので大きい車は自信がない、という方はコンパクトカーを選べますし、ちょっといいクルマを運転してみたいという時は外車を選ぶことができます(ただ、現状は外車などは都心部などに限定されているので、いつでも選べるというわけではありませんが)。
人を乗せるので少し大きな車で出かけたい、IKEAなどに家具を買いに行くので少し大きな車が必要、などという時、所有する車よりも大きなものが必要だからカーシェアリングを利用する、ということも可能です。
また、1台は通勤に利用するから1台はあるけれど、日中に使う車がもう一台欲しいけれど毎日使うわけではないから購入するほどではない、という時にもカーシェアリングは便利です。他にも趣味性の高いクルマ、例えばマツダのロードスターなども車を所有する方に使われることが多いそうです。
所有する車は日常で必要なものを、カーシェアリングでは違うタイプの車を用途にあわせて使える、という便利さがあります。
まとめ
カーシェアリングは所有する車とは別のタイプのものを利用出来るメリットがあります。車を購入する際も、あれもこれも出来るものを選ばずにシンプルなものにして、必要なときはカーシェアリングなどを利用する、という選び方も出来ます。
1000円程度からとなりますが、カーシェアリングには毎月の基本料金が発生するので、そこが気にならなければ、車を所有していてもカーシェアリングを利用するのはアリじゃないでしょうか?
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