初心運転者期間に違反を繰り返すとどうなる?

免許を習得してから1年間は初心運転者期間と呼ばれ、初心者マークを付ける必要がありますが、特別なのはそれだけではありません。場合によっては再試験が行われ、不合格になると一発で免許取り消しとなります。

初心者が違反を繰り返すと再試験、最悪免許取り消しに

初心運転者期間(免許取得から1年間)に違反で累積3点以上となると初心運転者講習を受けます。この講習を受けない場合は再試験となります。初心運転者講習を受けた後、初心運転者期間中に再び累積3点以上で再試験を受ける必要があります。

例えば、1回の違反で6点となった場合は初心運転者講習と免停となり、初心運転者講習を受ければ再試験はありません。もちろん、初心運転者講習を受けた後に再び累積3点以上になると再試験です。累積6点で再試験確定というわけではありません。また初心運転者講習とは別に、軽微な違反で累積6点になると違反者講習を受けるか30日の免停が課せられます。

点数については警視庁のサイトに一覧が出ていますので参考にしてください。
交通違反の点数一覧表 :警視庁


初心運転者期間特有の再試験は非常に厄介です。

初心運転者の再試験とは?

初心運転者講習は自動車教習所で行いますが、再試験は免許センターのいわゆる一発試験になります。再試験は学科試験、技能試験の2つがあり、再試験の合格率は10%以下とされます。不合格の場合は免許取り消しとなり、救済策などはありません。そのため再試験になったら免許取り消しの可能性が高いので、初心運転者期間の運転は十分に注意が必要です。

再試験を免れるには?

再試験を逃れるためには初心運転者講習の他に、上位の免許を取得することで再試験は免除されます。普通自動車免許であれば、中型、大型、二種免許を取得することで再試験は免除となりますが、中型や大型は普通免許取得後2年や3年の期間が必要なため通常は受験資格がなく、免除されません。

再試験に落ちても、適性試験が通れば仮免を取得出来るので、公認自動車学校なら路上教習からのスタートとなります。

再試験になることがないように、違反を繰り返さないことが一番です。