世界初のサブスクリプション専用車はワンボックス

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世界初のサブスクリプション専用車の発表というこのニュース。サブスクリプションについて気になったので調べてみました。

サブスクリプションということですが、どういった利用形態を考えているのか検索してみると、最低24時間で最長はいくらでも、という契約を考えているようです。
カーリースの場合、例えばコスモスマートビークルは36ヶ月以上の契約となっています、最短1日からというのは使い勝手がいいかもしれません。
現状でも数日という短期間であればレンタカーがありますし、数時間程度ならカーシェアリングがあります。
レンタカーでも一ヶ月単位で借りることも出来ますが、コスモスマートビークルのようなリースと比べるとかなり高い。
なので、カーリース程度の値段で一ヶ月以上一日単位で契約出来る、というサービスがあれば使いやすそうです。
どうして専用車なのかな?と思いましたが、そういった利用形態に対応しやすいのかもしれません。

でも専用車を開発するのは広告的な意味合いが強いのかなと思います。
ひと目で分かる特徴的なエクステリアデザインを採用することで車自体が広告塔となり、サブスクリプションサービスを知ってもらおうという。

ただ、気になるのがワンボックスを選んだこと。
現在のところアメリカでは人気のないワンボックスを(アメリカではワンボックスはお母さんが子供を送り迎えするための車、というイメージが強いのだとか)、まるで自分の部屋のように使ってもらおうというエクステリアデザインで仕上げるのは、カリフォルニアの高騰する家賃事情を反映したものなのか、今後アメリカでもワンボックスの人気が高まる気配があるのか。

日本のカーシェアリングでは一晩寝るために借りるという用途がそれなりにあるそうですが、日本でカーシェアリング専用車が出来るとしたらこの専用車のように自分の部屋的なエクステリアデザインになりそうな気がします。
カーシェアリングの需要がさらに高まればJPNタクシーのようにシエンタベースでカーシェアリング専用車が生まれるかもしれません)

ワンボックスの人気が世界的に高まれば軽ハイトールワゴンで鍛えた国内メーカーは有利になるかもしれません。
キューブ廃止で「キューブ マイルーム」のキャッチコピーを捨ててしまう日産はどんな風にこのサブスクリプション専用車を見ているのでしょうか。