オートマのNは緊急時のみ普段使わない方がいい

オートマのシフトレバーにはNというのがあります。ニュートラルのNですが、一体何に使うのでしょうか?
オートマのシフトレバーにはNの他にD、P、Rなどがありますが、これらは運転する時に使っていると思います。Dは前に進む時、Rはバックするとき、Pは車を止めてエンジンを切るときにそれぞれ入れていると思います。
ではNはどんな時に使っているでしょうか?おそらく使っていない方が大半だと思います。アイドリングストップがない車で、信号などで停止中にNに入れることはあるかもしれませんが、これはトランスミッション的にはあまりよい使い方ではないそうです。Dのままブレーキを踏むほうがいいのだとか。
良いか悪いかはともかく、そのためにNがあるわけではありません。

Nの主な使いみちですが、レッカー移動の際に使います。Nはタイヤをロックしていない状態なのでレッカーや牽引で引っ張られる際はNに入れる必要があります。他には車が動かなくなって後ろから押してもらう時もNに入れます。

要するに、車が動かなくなった非常時のためにNはあります。それ以外では使いみちがありません。Nに入れた状態でサイドブレーキをかけずに車から降りてしまい、車が動いて塀や電柱に挟まれて亡くなる、なんて事故もありますし、Nは普段から使わない方がいいかと思います。