JPN TAXIの一般向け販売はあるのか?

トヨタのコンフォートに代わるタクシー専用車両、JPNタクシーが走り出しています。今のところ黒?紺しか見かけていませんが、タクシー会社により白系なども今後見かけるようになるのでしょう。

コンフォートと比べるとずいぶん大きく見えますが、当然のように5ナンバーサイズ。タクシーにも増えているプリウスよりも後部座席の頭上スペースは広いので窮屈な感じもないでしょう。
無理やりロンドンタクシー風にしたような見た目ですが、実物を見るとそれほど変な感じではありません。実用重視という感じで悪い印象はありません。

さて、この車、一般向けにも販売しないのでしょうか?

エンジンがガス専用なので(タクシーの中にはガスだけでなくガソリンも使えるバイフィーエルというのもありますがJPN TAXIはガスのみ)そのままでは販売できませんが、ガソリン使用が出れば少し需要がありそうな気がします。

というのも、車椅子のまま後部座席へ乗り込めるから。トヨタではウェルキャブと呼んでいる福祉車両はベースモデルよりも高いのですが、JPNタクシーのように最初から車椅子の利用も想定したものであれば福祉車両も普及しそうな気がします。

ただ、トヨタにはユニバーサルデザインを標榜したラウムという車があったのですが、それほど売れませんでした。地味な車ですが、ハッチバック風なのにハッチゲートではなく横開きだったり、トヨタらしからぬ変てこな車です。ユニバーサルデザインを徹底した結果変てこな車になってしまったのだと思いますが、JPNタクシーの源流のようなものが感じられます。

ラウムが売れなかったことを考えるとJPNタクシーの一般向けも販売はないのでしょう。JPNタクシーのようにセダン風にしたらカローラやプレミオに乗っている客層、お年寄りや社用車に受け入れられたりしないでしょうか?特にカローラが3ナンバー化されると言われますが、いまだに3ナンバーの社用車は儲かっている会社というイメージを持つ人がいるそうですから営業に使いづらいとか。後部座席に客を乗せることもあるでしょうから社用車の需要はありそうな気がします。

JPN TAXIはタクシー運転手の負担を減らすために見切りがよく運転していても疲れにくいそうです。試しに運転してみたいものです。