あおり運転はどんな犯罪になるのか
車間距離不保持
道路交通法26条で車間距離を詰めて走行することを禁止しています。高速道路では3か月以下の懲役または5万円以下の罰金と1万円から2万円の反則金と2点、一般道では5万円以下の罰金と6000円から1万円の反則金と1点。
車間距離不保持は高速道路でトラックがよくとられる違反ですが、トラック同士の車間距離を短くすることで空気抵抗が減り燃費がよくなることから、煽り目的というよりも燃費を稼ぐために車間距離を詰めるトラックも多いといいます。ただ、一般車に対して車間距離を詰めるのは燃費向上というよりは煽り運転でしょう。
ちなみに、トラック間を連携することで(いわゆるコネクテッドカー)車間距離を縮めて燃費をよくする研究も行われています。
危険運転致死傷
煽り運転が事故に繋がると危険運転致死傷に該当する可能性があります。実際にそういった判決もあります。
危険運転致死傷は最大で懲役20年、45点から62点で免取りのうえ欠格期間が5年から8年と非常に重い罰則になっています。
煽り運転の対処・対策は?
煽り運転を行う側はその自覚があるようなので、記録が残るドライブレコーダーやスマホでの撮影が効果があるようです。
ドライブレコーダーは前方だけのものがほとんどですが、最近は後部に撮影する方前後で撮影するタイプや360度撮影できるものもあります。
360度タイプは現状では解像度が不足しているのでカメラを2つ使ったタイプか、前後に別々のドライブレコーダーを付けるのがおすすめです。
ドライブレコーダーを設置するだけでなく、録画しているというアピールも大切ですので後部座席に同乗者がいれば後ろの車からわかるようにスマホで撮影するのも煽り運転を防ぐ効果があります。
専用のドライブレコーダーの代わりにデジカメやビデオカメラを使う方もいます。GoProのようなアクションカメラはアクセサリー類が豊富なので車載撮影も簡単に行えます。
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