パトカーが一瞬だけサイレンを鳴らすのは?

パトカーは赤色灯を回転させサイレンを鳴らしている時は緊急車両ですが、それ以外の時は緊急車両ではありません。つまり、一瞬だけサイレンを鳴らした時は緊急車両として何かをしたい場合で、多くはUターンする際に鳴らすことが多いようです。

街中で一瞬だけ聞こえた場合はこれか何かの取締りでしょう。ねずみ取りなどでも少しだけ鳴らすことがあります。他にはバイパスなどで先を急いている?時に鳴らすこともあるようです。

必ずしもサイレンを鳴らさなくてもよい?

パトカーが緊急車両として走行する場合は赤色灯をつけてサイレンを鳴らしますが、法律上は必要と認められる場合はサイレンを鳴らさなくても緊急車両として走行することが可能です。どういう時に必要があると認められるのかというと速度違反の取締りです。

高速道路などでは、速度違反の車の後ろに覆面パトカーが少しついて、違反を確認してからサイレンを鳴らすわけですが、そういう時はサイレンを鳴らさなくても緊急車両として制限速度を超えて走ることが可能、というわけです。

トロール中も注意喚起のためか赤色灯をつけていますが、基本的に緊急車両の扱いではありません。

赤い回転灯が使えるのは

赤い回転灯は緊急車両で救急車、消防車、パトカーの他に輸血運搬車両、ガス漏れや漏電に対応するガス会社や電気会社の車両に使われます。輸血運搬車両は時々見かけますが、あれも緊急車両ですので、ちゃんと対応しましょう。ちなみに、赤色灯を勝手に取り付けるのは違反です。

回転灯は赤の他に、黄、紫、緑、青、などがあります。
黄は道路維持作業車、紫は停車中の故障車、緑は特殊車両の誘導、青は自主防犯活動用、となっています。紫だけは緊急時に使用するため設置や使用の許可がいりませんが、停車中の故障車に限ります。

まとめ

パトカーが一瞬だけサイレンを鳴らすのは案外どうでもいい時が多いですが、取締りの際に鳴らすこともあります。いずれにせよ緊急車両のアピールなので注意が必要です。