Googleが自動運転技術を分社化、クライスラーと提携

Googleが自動運転事業を分社化し「ウェイモ」というalphabet傘下の新会社を設立し開発を進める、というニュース。また、自動運転についてクライスラーと提携するとのこと。


jp.techcrunch.com


別の記事ではクライスラーの他にフィアットの名前も挙がっていましたが、まずはクライスラーだけなのでしょうか?フィアットとは交渉決裂なのでしょうか?その別の記事というのはGoogleが自動運転から撤退というものでした。もしかしたら、Googleは自動運転の車を製造ないし設計するところまで狙っていたのかもしれませんが、今回の分社化にあたり内部的にはそれを辞めて、自動運転技術のみに絞ることに決めたのかもしれません。

Googleは自動運転技術を活かして自動車メーカーを目指しているのでは?という憶測が常にありましたが、Googleはそれを否定していたようです。しかし、テスト用にゴルフカートのような自動運転専用車を作ったこともあり、自動車メーカーを目指しているのでは?という指摘はそれほど的外れでもなかったのではないかなぁと思っています。

ところで、自動運転はどこまで機械任せに出来るのかでレベル分けされています。これまで完全に機械任せの自動運転はレベル4まででしたが、今年の9月にアメリカはレベル5を新設しました。日本もアメリカと同じにしていますので、それに従いレベル5を設定しました。レベル4は完全に機械任せではあるものの行動範囲が限定される、レベル5は完全に機械任せで範囲の設定がないものへと変更になりました。

恐らく、レベル4は高速道路内のみ完全自動運転が可能、というようなものになるのでしょう。路線バスや定期運行する輸送トラック、自動運転用に整備された区間内のみ走行可能なタクシー、とかそんな感じになるでしょうか。

アメリカはわかりませんが、日本にはすれ違いが出来ない道や、停止線が消えかかった道なんか沢山あるので、どうやるのかなぁと思っていましたが、まずは一定区間のみ走行可能な自動運転から、ということでしょう。

しかしGoogleは既にどこでも走ることが出来ると自信があるようです。自動運転車の実用化は東京オリンピックの2020年どころか2028年頃ではないかとも言われていますが、法整備が進めば、あっという間に自動運転車が走り出すかもしれません。