合宿免許の疑問

昔から最短で卒業が可能な合宿免許は人気があります。
近所に合宿免許をやっている自動車学校がありますが、合宿を行っているアパートには若い人が年中絶えません。

(その自動車学校はアパートでの宿泊の他にホテルを使用した合宿も行っていますが、ホテルの方は波があるような感じです)

そんな合宿免許の気になる点を少し解説します。

合宿免許は延長も一時帰宅も可能

合宿免許は基本的に最短で日程を組んでいますが、みきわめ(見極め)や仮免技能試験、検定試験で落ちると最短での卒業はできません。1日から数日延長する必要があります。

気になるのは合宿免許以外の予定です。最短で合宿免許から帰ってきて、どうしても外せないをこなさなければいけない場合、試験に落ちて延長が確定した場合どうなるのでしょうか?

一般的には一時帰宅が可能なので、一度帰って予定をこなして、再び合宿免許の教習所へ戻って検定試験合格までやり通します。指定自動車学校どうしなら転校も可能ですが、費用を考えると一時帰宅をして再び合宿に戻る方がずっとお得です。自動車学校の転校はかなりの損を覚悟した方がいいです。

運転に自信がないなら合宿免許?

自動車学校で免許を習得するにはみきわめ、仮免技能試験、検定試験など、超えないといけないハードルがあります。これらの試験に落ちると追加の教習を受ける必要があり、その分の料金が追加されます。

合宿免許の場合、追加の教習を受けるためには延泊、宿泊料金の追加が必要になります。しかし、合宿免許を実施ている教習所の中には延長料金、延泊料金が必要ない、というプランもあります。

日程に余裕があり、ストレートで卒業する自信がなければ、延長料金が必要のない合宿免許はお得です。大抵の場合、延長料金が不要なプランは追加の教習料も不要なので規定の料金を払えば追加料金なしに卒業できます。ただし、延泊覚悟であれば夏休みなどの長期休暇で日程に余裕をもって臨む必要があります。

延長料金無料の合宿免許は大抵、かなりの田舎で行われているので、その辺は覚悟した方がいいかもしれません。

最短コースなら合宿とかわらない?

合宿免許が最短で自動車学校を卒業する手段ですが、合宿でなくとも最短プランのようなものを用意してる自動車学校はあります。

最短コースでなくても時間に余裕があれば、キャンセル待ちなどを駆使すれば、合宿免許に近い時間で卒業までいける可能性はあります。

技能教習は一段階は1日2回、二段階は最大1日3回まで可能ですが、連続では受けられない、途中に空き時間を挟む必要があります。キャンセル待ちなど、無駄な時間はどうしても出てきます。

合宿免許では空き時間が出ないよう学科などを入れるなど、自動車学校側が調整してくれるので、最短で卒業が可能です。

他にも、高速教習や応急救護処置教習など、毎日行われないもの(週に一度程度)があるので、合宿免許並の短時間で卒業するのは運次第という気がします。

近くの自動車学校に最短コースがあれば、合宿免許ではなく最短コースで頑張るのも一つの手だと思います。最短コースがなければ、時間が少し長くなっても待ち時間などが出来ないような通い方がいいかと思います。